ある種の世間への復習劇か

以前、公募に出品した時、「もっと皆が読みたがる内容を書きましょう」と言われた。

え?! だったらあのチーレムとか、ざまぁ棚ボタ美○女癒やしとか、悪役0嬢とか、スロー○イフ書けってか?

そもそも入賞作品とかアニメ化された物さえ、実際見てみるとその殆どが全く心に響かない。そんなのを垂れ流しておいて……?! 

いや、他作を悪く言うのはよそう。ヤッパリ自分の方が特殊な少数派と認識せざるを得ない。

しかしそれでも極々稀に非テンプレのスゴい物が評価される。そしてそれらは大抵時代を超えて生きのこる。ある種の奇跡だ。

なら自分の作品にその奇跡に値する価値があるか?
流石にそれは……。
やはりこの小説のように一人でも激しく共感してくれる人が居れば、せめてそれが救いだ。

だから今日もレビューはコメント入りで書いてあげよう。以前にも烈しく喜んで貰えたし。何よりちゃんと読んだ証しとして。

そうだ、この人の代表作も読みに行って見よう。