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目次
夏の果て
群青だけを
愛してた訳じゃない
線香花火が
落ちるような
夏に追い縋る
夕涼み
先週生きた
蝉は死んだかな
青さに映えた
雲は波のように
砕けて今は
泡沫縹（うたかたはなだ）
鬼灯 打ち水 金魚玉
風鈴が鳴いている
陽炎だけを
向日葵の首が
夏が過ぎていく
風遊び
青は死んだかな
団扇を扇ぐ
涼が夏の淵を
さらって今は
花紺青（はなこんじょう）
短夜 夜霞 彼岸花
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