第4話 警察とサンタクロース

 サンタさんは警察と問答もんどうを始めた。


「たしかにトナカイはわたしの飼っている大事な友人だが。警察がなんの用事だね」


からサンタごっこはやめてもらいたい。どこの企業の出し物なのか。許可証があるか。出しなさい」


「わたしは本物のサンタクロースだ。許可証などはない」


「困ったおっさんだな。逮捕たいほする。手を出しなさい。手錠をかける」


「どうしたんじゃ!?」

 チョメ郎が店の奥から出て来たら警察がサンタクロースに手錠をかける騒動が起きていた。


「はっはっは。警察さん。わたしはサンタクロースだよ」


「暑いからなあ。おかしな人が毎年出てくるんだ。早くパトカーに乗りなさい。連行する」


 チョメ郎がサンタさんにしがみつき、警察を止めようとしたとき!


 シュババババァバ


 手錠が自然に取れて、サンタさんとチョメ郎はトナカイのひくソリに乗っていた。


「ハイ・ヨー」


 シャンシャンシャンシャン

 シャンシャンシャンシャン


 サンタさんがトナカイの手綱たづなを引くとソリは空へ飛び上がり空の彼方へ消えて行った!


 つづく!

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