第49話 幸せ

 戻れたら、すぐに、みさに連絡しよう。るいさん、もう大丈夫かな?


【はると、すぐ、みさに会いにいって!】


【るいさん、大丈夫ですか?】


【私も彼氏に会いに行く。あのね、涼ってイケメンなんだ♥】


悪かったね、イケメンじゃなくてさ。


【じゃね、はると】


【気をつけて】


すぐに、みさのところに。みさー!!!研究所だよな?


【みさー!!!】


いた、びっくりしてる。久しぶりだもんね。


ギュー、強く強く抱きしめて、


【はると?なにしてんの?】


【みさー!!!会いたかったー大好きだ!!!】


抵抗はしないが、みさも、みんなも、ポカーン。


温度差…俺だけ?どうして?


【はると、さっき会ったよね?】


 そうか!やっと俺は戻って来れたけど、みんなは数分くらいにしか感じてないんだ。実際にはその時間軸だもんね。


【ごめん、ちょっとパニクって、忘れて】


 これはとても恥ずかしい…部屋を出ようとすると、みさは、袖を引っ張って、


【はると、よくは解らないけど、嬉しいよ。抱きしめてもらえてこと♥】


 みさー、可愛すぎる!可愛すぎる!最高!チュ😚みんな見てるけどチュ😚


あっ、みさきさんだ。元気な、みさきさんだ!


【あー、もう、昼間っからイチャイチャしないで、なんかムカつく!】


 みさきさん、元気なのはいいけどさ。今の俺は満喫してるんだよ。俺は、つい、ポロッと


【うるせーな。姉ちゃん!!!…間違えた!みさき、ごめん、忘れて!】


みさきさんが、頭をポンポンと、笑いながら、


【姉ちゃん?こんなイケメンな弟はいないけどー。でも、そんな風に呼ばれるの憧れるかも。よーし、ご褒美だチュ😚!】


みさが割って入って、


【ちょっと、みさきさん、はるとは私の…はるとも何喜んでるのよ!!!ここ、女性陣レベル高すぎ。誘惑多すぎ。はると、すぐに前の職場に戻ろう!】


レイジが、


【レベチは所長のセンスっす。所長判断基準は最高っす!!!お陰で毎日楽しいっす!!!】


 みさきさんが、るいさんが、さきさんが、揃って、シンクロして、


【あんたみたいな、外見100実力0のどうしようも無いのもいるけどさ、私達は実力も備えているんだから、同分類にしないで】


【そりゃ、無いっす!!!さきさんまで、俺だって…】


さきさん、大声で、


【うるせーっす!!!】


レイジ、可哀想だね。でも可愛がられてる。


戻れたんだな、ここに!!!未来のみさきさんのお陰。


みさきさんに伝えよ。みさも聞いていてね。


【未来のみさきさんが、俺とるいさんを助けてくれたんだ。恩人です。ありがとうございました】


【なに、なに、?はると、私が助けたの?うんうん、はるとは見たときから、何か惹かれるものがあったからね。それに…お姉さんっていいね!こんな弟、本当にほしい!これからもお姉さんでよろしく!】


【はい、俺とお姉さん欲しかった。よろしくお願いします】


みさ、ただただ、じぃー👀不満そうだ!


【怪しい…こんなふうな姉と弟なんて…】


みさきさん、何か言いそうだ…不安…


【みさちゃん、はるとはね、みんなと仲良くしたいんだよ。だからさ、独り占めしないでね】


みさきさん、そんなこと言っちゃ…ほら、


みさ😡😡😡‼️‼️‼️


ほら、もうしーらない!っと。











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