第35話里帰り

ただいま、俺は東北の祖父母の家に向かう新幹線の中だ。

新幹線と言うのは、何と快適何だろうか。

かつてこちらから側から、東北に向かうには、一日がかりだったらしい、そんな大変な昔の旅人に思いを巡らせながら、高速で過ぎる雪景色を窓から見ていると。

電車は目的地の、東北の駅に付いた。

駅の前には、バスが行き来する、ロータリーがあり、駅の周りにはホテル等がかり並ぶ。

新幹線から降りて、スカレータで下に降りると、改札の外には祖父母が待って居た。

改札を通り、祖父母の方に行く。

(じいちゃん、ばあちゃん)


(おー真二、有)


(お久しぶり)


(久しぶり)


(二人とも、大きくなって)

祖父母はとても、嬉しそうだった。

(さぁ、爺さん真二達も、疲れてるから、帰りましょ)

(そうだな)


(さぁ行くか)

そう言う祖父の後ろを歩き、駅から歩く事、15分くらいで祖父母の家に付いた。

(さぁ上がって、上がって)


(お邪魔します)

祖父母に促されて、家の中に入ると、古い家のニオイがする。

このニオイが、たまら無く好きだ。

その後は、祖母の作ってくれた、昼飯を食べた。

さて俺は、祖母の家に来たら、楽しみにして居る事がある。

それは、いわゆる街ブラだ。

この街はめちゃくちゃ、歩きがいが有る。

今日は街中の城跡公園の前を、歩いて、商店街に行く事にした。

(行っできます)


(気つけて)

皆に挨拶をして、街中を歩く。

ここら辺は、ビル等や市役所等もある、この街の中心高い、凄く空気が澄んで居て、なおかつ雪が降って綺麗だ。

そんな都会では、経験出来ない不思議な街を見ながら、城跡公園の前を通り、さらに有名な建築物を、横目に歩き、目的地である商店街に付いた。

さて付いたは、良いが何をするか迷う。

迷いながら、少し歩く。

商店街のアーケードの入口には、パン屋が有る。

凄く美味しそうだが、今はお腹がいっぱいだ。

次は、本屋があるが、やはり用事が無い。

何もすること無く、10分ほどぶらぶらして居る。

しかしこれで、良いような気がした。

さらに10分掛けて、ゆっくり店の外観を見ながら端まで行った、時には何だか達成感があった。

その達成感を胸に祖父母の家に、帰る事にした。

帰りは、さらに雪が強くなって居た。

内心薄着で来てしまった、自分の事を恨みたい。

そんなどうにもならない、天候えの恨みを抱えながらも、やはり街ブラの達成感が上回る、この理由分からない状態のまま、祖父母の家に付くと、キッチンからは、夜に向けての料理の良い香りが、漂て居た。















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