/// 4.はじめての依頼は薬草から始めよう

おっかなびっくりでラビと一緒に階段をおりる。さっき朝食を買いに降りてきた時以上に人がいてびっくりする。まあそうだよね。昨日だって今以上にすごい人がいっぱいだったから。ギルドの受付カウンターも到着すると「ちょっと待っててね」といってカウンターの奥の部屋に入って数分、一人になって落ち着かないが頑張って我慢する。さっきラビさんが話していた女性がニコニコとこちらを眺めてきているけど我慢する。しばらくするとやっとラビさんが戻ってきた。昨日着ていたギルドの制服に着替えて。そして隣のお姉さんに声をかけ「できてますよ~」と一枚のカードが渡されていた。ラビさんはそれを受け取ると私にそのまま手渡した。


「はい。アンジェちゃんのギルドカードよ。昨日登録できなかったでしょ。身分証明には必要だから・・・」


そういうことかと受け取り「ありがとう」とお礼を言う。そのままラビさんは少し離れた掲示板の前まで手を引き、ここに貼ってある紙に依頼書いてあり、早い者勝ちでその依頼を受けるためにカウンターに提出することを教えてくれる。私のランクは当然最低ランクのFということなので、用紙にFとハンコが押してあるものだけが受けれるとのこと。そして初めてはこれがいいかもね。薬草採取の依頼の紙を指さした。でもその紙は他のと違って青い枠がついているものだった。


「この青い枠がついているのはね、常時募集している依頼なの。用紙は持ってこなくてもいいわ。用紙に条件なんかが書いてあるのでそれに従って依頼をこなすの。これは薬草採取の依頼で、傷薬になるアウロの葉を5枚で銀貨1枚の依頼よ。報酬の後ろに『品質により変動』とあるでしょ。これがあると採取してきた葉の状態で、この報酬より多かったり少なかったりとなるから色々考えて採取するのも楽しいかもね」


次々と教えてくれるルールに若干頭がついていかなくなるが、とりあえず今はコクコクと顔を上下するしかできなかった。


「じゃあ私はカウンターの入っているから・・・初めての依頼です。薬草採取・・・がんばれそうなら私に声をかけてね」


そういうといたずらっぽい笑顔を向けてカウンターまでスキップして戻っていったラビさん。突然のことに焦ってしまうがこうなったらと覚悟を決めてラビさんの待つカウンターへ・・・行こうと思っただ本当に体が軽く、気づけば一瞬でカウンターの前に・・・そして目の前には驚くラビさんの顔。尊いです・・・


「アンジェちゃんは本当にすばやいのねー。これならやっていけそうね。それではアンジェちゃん。今日はどういった依頼をご所望でしょうか?」


「あ・・・あの・・・薬草の採取の依頼を・・・受けたいのですけどいいですか?」


ラビさんはフフッと軽く笑った後に「よくできました」と頭をなでてくれた後に、一枚の紙を出して説明を始めた。


「アウロの葉についてはこちらの用紙をお持ちください。主な分布地と葉の特徴が書かれています。あと・・・ここと・・・ここ。このあたりはだめよ。魔物がでるから」


そういいながら、用紙に赤いペンで斜線を引いていくラビさん。


「あと、現在地がここだから向きはこの通りがこっちで・・・この通りをこっち側に真っすぐで・・・目的のこの森があっち側になるからえーーと・・・まってね・・・うーーーん・・・この塀門から見ると・・・あそこに見えるのがここよ!おすすめの採取場所はここだからまずはここで20枚ぐらい集められたら十分だけど無理しないで5枚ぐらいでも集められたらいいわ。まずはぜーったいに無理しちゃだめよ!わかった?」


簡略図の書かれた紙を見ながら説明を続け、気づけば説明しながら私の手を引いてドンドン進んでいくラビさん。すでにギルドから出て街の塀っていうかここ塀門って呼ばれてるんだね。その入り口まで結局来ていことに気づいて思わず「あっ」と声を上げるラビさん。あの・・・ラビさん、心配しすぎでは・・・でもまあすごくうれしいし、やっぱりここまでしてくれないと、地図だけじゃ方向がわからなかったかも・・・と思いつつもお互い顔を見合わせてクスクス笑う。ああ私は幸せです。こんなに心配してくれる人のいるところに転移させてくれて。「ありがとう!女神様!」あの夢のような空間で見た女神さまの姿を思いうかべ、胸の前で両手を握りしめて感謝する。そして目の前のラビさんに力強く『いってきます』を言おうと決意した。


「ラビさん!私いってきます!何かあったらさっきみたいにビュンって逃げてきますから!心配しないでね!」


そういって私は目的地の林までゆっくりと歩いて行った。途中で2回、3回と、振り返ってはいつまでもこちらを伺っているラビさんに手を振っては目的地まで歩く。しばらく歩くと日差しが遮られて少しだけ暗くなった目的地に到着した。少し気が楽だ。なんてったって周りに誰もいないのがいい!一人で黙々と何かをするなら得意ジャンルだ!と久しぶりのリラックス気分を味わいながら、アエロの葉が描かれた用紙とにらめっこしながら周りを物色した。


2~3時間ほどたっただろうか。気づけば50枚ほどのアエロの葉が集まっていた。途中で何か所かの群生地があったため、用紙に書かれていたように群生地については取りつくさないように半分ぐらいを飛び飛びで採取しましょう。という言葉と共に分散して採取する図のようなものが記載されていた。とはいえ、半分程度をとっていくとすぐに10枚程度の葉は集まった。それが複数個所みつかるのはやはり自分の運のパロメーターが高いからかと思ってしまう。


いっぱい採取できたしちょっとおなかも減ってきた。これだけ採ったらラビさんも褒めてくれるかな?とあの笑顔を思い出してニヤニヤしてしまう。よし!と少しだけ気合をいれて街に戻る。塀が近づいてきたので若干ドキドキしてきたが、どうせなら、と足に力を入れて一気にギルドまで駆け抜けようと走り出した・・・結果、一陣の風がギルドまでの道に吹き抜け、私はギルドの入り口の前に立っていた。私は風になったのだよ。そんなことを思いながらも急に現れた私に向けられる好奇な目に恥ずかしさがこみあげ急いでギルドの入り口を開けラビさんの待つカウンターへ向かった。


ラビさんの列には2名ほどの冒険者が並び、話をしていたので終わるまでその後ろでまつ・・・でも・・・周りの目が、恥ずかしいぃぃ・・・ううう・・・気づけば私は最初に隠れた端っこの柱の裏から顔を出す体制になっていた・・・ラビさんがこちらに大慌てで走ってくるのが見える。ああ!そんな不安そうな目でみないで?私ちゃんとできたらか!ケガとかもしてないんだから!いたたまれなくなって顔を伏せていた私にラビさんが心配そうに声をかけてくる。


「アンジェちゃん大丈夫!どこかケガしてない?怖かったね。もう大丈夫よ!何があっても守ってあげるから!」


私がその声にうれしくなっちゃって顔を上げる。ああ涙が自然にあふれてくるんですけどこれ情けなさと嬉しさの涙なんです心配しないでーー!と思っていたら抱きしめられました。あったかいです・・・そのまま頭をなでられて背中をポンポンされるとうれしくて・・・でもやっぱりこんなに心配かけちゃう私はなさけなくてもっと涙が出ちゃいます。はずかしい・・・。


「あの・・・私、薬草はその・・・これだけ集めてきて・・・でも並んでたら見られてて恥ずかしくなっちゃって・・・気づいたらここに居たんです・・・情けなくて、でも・・・ラビさんが心配してくれてその・・・うれしくて・・・泣いちゃうのも恥ずかしくてなんです・・・」


しばらく慰められ落ち着いてから、声を震わせながらはじめての依頼の成果を報告すると、ラビさんは採取した薬草の入った袋をみて驚き、さらに頭をなでられて「いいのいいの。はじめてだもんね、不安だったね。すごいよ。えらいよ」と何度もいってくれていた。そんな体感的には1時間ぐらい、実際には5分ぐらいだろうけどその間に落ち着きを取り戻して「もう大丈夫」と伝えると「もうお昼にしちゃおうか」そういって私の手を引く。頼れる尊い背中についていくと、カウンターでもう一人に「ランチ行ってくる」と挨拶をしつつ、私から預かった採取袋とギルドカードを渡す。


食堂に到着すると、ミートヌードルというお肉の入ったうどん?ラーメン?のようなイラストのものを頼むというラビさんにならって同じものを注文する。少しだけ待つとミートヌードルが二つが乗ったトレーをラビさんが持つと端っこの目立たない席に座る。ちゃんと私が壁側を向くように反対側の席に座ってくれるラビさん。席についていただきますと面をすする。正解は肉うどんでした。スープは濃いめだけどさっきいっぱい泣いちゃったから塩分が補充できて良かったなんて馬鹿なことを思っていた。


「でも最初の依頼であれだけの量はすごいのね。普通は慣れた人でも一日かかって20~30枚程度なのよ。だからランクがあがったら誰もやりたがらないの。でもアンジェちゃんみたく半日であの量だから金貨一枚にはなるわ。これだけで生活には困らないはね」


これだけで安定した生活ができる!とお墨付きをもらったので不安な気持ちが少し楽になる。でももっともっと頑張って他の依頼にも挑戦しなくちゃ!優しく支えてくれるラビさんのためにも!そんなことを思いながらミートヌードルを口いっぱいにほおばっていた。この世界の料理は素朴だけどおいしのだ。


「ふふっアンジェちゃん、そんなにほおばって・・・リスさんみたい。かわいい」


そんなことを言われると照れてします。さすがにがっつきすぎたようだ。恥ずかしくて口の中のものを早く呑み込もうともぐもぐしながら顔は真っ赤に上気する。これはあれが・・・アツアツのスープで体温が上がっているだけだ!そうだ!そうに違いない!と誰に聞かれることもない言い訳を考えてながら、やっとの思いで麺を飲み込んだ。


「恥ずか・・・しいです・・・」


消え入る小さな声で恥ずかしがる私に対して「ふふふっ」と笑う。楽しいランチタイムだった。




ランチが終わり、カウンターまで一緒にいくともう一人の女性から声がかけられた。


「はじめましてアンジェリカちゃん。私はリベリア。よろしくね。アンジェって呼んでもいい?」


私はこくこくとうなずく。


「えーっとぉ、アンジェが採取してくれたものは状態が良いものが多かったから15,000エルザ、金貨1枚と銀貨が5枚になりました。ギルドカードに入れるのと手渡しとどっちにする?」


エルザというのがお金の単位なのかな?と思いながら私は「手渡しで」と小さな声で答えると、そのままカードと報酬を手渡してくれた。


「そ・れ・と!初めての依頼なんでしょ。達成おめでとうございま~す!」


そういうとリベリアさんはパチパチと拍手をしてくれる。その言葉を聞いた周りの冒険者の何人かからも「おめでとー!」とか「今度一緒に狩りにいこうなー」とか「ひゅーひゅーねーちゃんかわいーねー」とかいろいろと声が聞こえてきた。恥ずかしくてしょうがない私は、ただただラビさんのふわふわした腕にすがりついてスリスリとほおずりすることで気を落ち着かせていた。しばらくすると、一回部屋に戻るというラビさんと一緒に部屋に戻る。部屋に入るとまたベットに座るラビさんの隣に腰をおろした。


「では改めて・・・初めての依頼、達成おめでとう!」


そういうとラビさんは優しく抱きしめて頭をポンポンしてくれた。これ好き!すごく安心する!と顔を緩ませていた。しばらくすると、ラビさんがお金なんかについていろいろと教えてくれた。さっき貰った金貨が1万エルザ、銀貨が1000エルザ。他にも銅貨が100エルザ、小銅貨が10エルザ。大きい方なら100万エルザは白金貨というのがあるらしい。月の生活なら10万エルザ、金貨10枚ぐらいあれば生活できるんだと。物価は日本より少し安いくらいなのかな?そう思いながら依頼中に考えていたことをラビさんに伝える。


「あの・・・ラビさん・・・これ受け取ってください・・・」


そう言ってさっきの報酬を手渡す。戸惑うラビさんに昨日からお世話になっているお礼と、今後も可能な限り稼いで恩返しすることを伝えると、ラビさんはゆっくり左右に首を振り、手渡された初報酬を返そうとする。私は受け取ることを拒み、この世界にきてどんなに不安だったか、ラビさんが温かく守ってくれたことがどんなに嬉しかったかを説明して受け取ってもらおうと頑張った。


「アンジェちゃん、気持ちはとっても嬉しいの。でもね、これを全部受け取ることはできないわ。私もアンジェちゃんが来てからとても嬉しいのよ。一生懸命なあなたと一緒にいると心がとっても温かいの。でもそれじゃあ気持ちが収まらないというなら約束を決めましょう。ここで一緒に生活するなら3食お昼寝付きで銀貨5枚。お世話は慣れないあなたに対するギルド員としてのお仕事と・・・趣味よ。私が癒されるためのね」


そういうと金貨だけはと私に押し戻し、また私を抱きしめて甘やかしてくれた。こんなに幸せでいいんだろうかと思いながらまだもラビさんのふわふわに包まれて、その甘すぎる提案を受け入れた。とは言え、まだ午後になったばかり。ラビさんもお仕事がまだあるし私は持て余す時間を今後のために勉強がしたいと伝える。ラビさんからはこの階の突き当りの部屋が小さな図書室になっており、ギルドの依頼についてや、この国の歴史、一般常識などの本が多少置かれていることを知る。少し二人でほんわかと休憩したあとで、ラビさんを見送ると、図書室にノックをしてはいる。


「うわーー」


中に入ると狭いスペースに本棚が左右に置かれ、真ん中に背もたれの無いベンチのようなものが置かれて居た。幸い誰も居合わせることはなかったのでそのまま本棚を物色。なぜかこの世界の文字がわかるんだよね。字は違うけど頭の中で自動で変換されるような・・・まずは歴史書のようなものを手に取ると、ベンチに座り読み始めた。


この世界は初代帝王、エルリエキという人が魔人王という魔物を生み出す王を倒し世界を統治したらしい。その後、各種族ごとに分譲、統治されたとのこと。


中央には聖都ルリアーヒル。商業都市で様々な魔道具が開発され生活を支えている。魔術に長(た)けたものが通う魔道学園があり人族・エルフ族が多く生活している。


北部にはマモンサークル魔境という魔人族のための国。他の国との国交はなし。現在は魔物が現れる原因ではないらしいので没交渉で独自に発展。魔素が濃く険しい岩山が多い。


東部にはエルザード帝国があり、人族と獣人族が多いがエルフや魔人族、ドワーフなども多数生活。私がいるのがこの国。


西部にはラミアドルフ獣王国。獣王ライオネルが治めている獣人のための国。すべてが住人ではないが生活様式が獣人向けらしい。


最後に南部にあるのが神国ゴッデスサルク。神々が住むといわれているだけど、わずかに天使族がいて王政を引いているんだって。住人はドワーフと竜人、エルフなど人族以外が多いらしい。


次にアンジェは自分がいる東部についての本を読み始める。


東部、エルザード帝国。現帝王エルリエキ16世、エルリエキ・バイゾーが治める国。現在地のギルドがある東地区、イーストエルザード(通称イースト)はカサネガ・サーネ男爵が統治している。北東部のダンジョンからは魔物が絶えず沸き出し、潤沢な素材などの恩恵を受けている。そのため初代エルリエキがその統治する地をここに決め、ほかは分譲したとのこと。イーストの南東にある火山、ドラゴマウントにはこの世界の管理者というレッドドラゴンがいるが、絶対に手出ししてはならないらしい。おもな産業はダンジョンから排出される素材と周りの森林などの薬草類の採取とのこと。


「なるほど。管理者がドラゴンとか異世界っぽい。あとダンジョンもあるのか・・・レベルとか上がったら行ってみたいな・・・」


そんなことを考えながら、初めての依頼を受けて念の為・・・期待はしないが、万が一・・・偶然にもレベルが上がったりしないだろうか・・・と思って誰もいないのを確認すると、ステータスと小声で叫ぶ。ちょっと左手を前に開いて突き出し、右手を腰に当ててみたのは内緒である。


◇◆◇ ステータス ◇◆◇

アンジェリカ 14才

レベル1 / 力 F / 体 S / 速 C / 知 C / 魔 F / 運 S

ジョブ 聖女

パッシブスキル 肉体強化 up

加護 女神ウィローズの加護


「あ・・・レベルが上がってないけどスキル欄がパッシブスキルに代わっていて、肉体強化が追加された!これで逃げ足が風のように・・・まさに臆病な私のためのスキル」


力なく笑う。そして小窓から見える日差しが夕暮れ時を告げていたので一度ラビさんの部屋に戻ってベットに腰掛けた。


◆神界


午前中はどうしても仕事が抜け出せず、やっとの思いでお昼休憩をもらい、下界の映像を見守ることができた女神は、ギルド内でラビに抱きしめられ泣いているアンジェを見ていた。


「あわわわ・・・どーゆーこと?アンジェ何があったの?えっ?依頼?恥ずかしくて隠れちゃったの?大丈夫よーーーそんなアンジェがかわいいんだから!そのままでいいのよーー!」


腰をクネクネ、目をキラキラさせながらおかしなことを言う女神は今日も平常運転だった。


コンコンッ!


「女神様、お時間採らせて申し訳ないですが午後も予定がつまっておりますので・・・」


「分かっております。申し訳ありませんが今向かいますのでお待ちください」


「はっ!お手数をおかけします!」


従者からの催促に丁寧に答えながらしょうがなく出口へ向かう女神。


(くっそ仕事多すぎ!代わりいこなす分体でもつくるか!ってくっそーー!最近なぜか中々神力が貯まらないからまだ作れないんだよね!あーーー!能無しどもが!)


悪態をつきながら仕事に戻る女神。女神さまは求められているのである。


あと最近の神力貯まりにくい現象は、ちょこちょこと下界に向けて何やら神力を垂れ流しているからに他ならないのは機密事項である。女神もまだ気づいていない驚愕の事実である。神界への報告はダメ!絶対!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る