第4話 バジルソース

 あたくし、昨日の回で「トマトとバジルとチキンのパニーニ」に言及しました。そしたらなんと……恐ろしいメッセージを受け取ってしまいましたの。


 バジルはなくてもいいんじゃねーの?


 ぴきっ。


 おっしゃったわね? おっしゃったわね⁉


 恐れを知らないとはあなたのような者のことを言うのよ!(ふっ)


 思い知るがいい。……バジルソースの脅威を。

 今からあなたの脳内は緑色の美しい液体に支配され、寝ても覚めてもバジルで和えたパスタを所望してしまうことでしょう。


 なに、礼には及びませんわ!


 おほほほほ。おーほほほほほほほほ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


……というわけで、今日は独断と偏見をこめてバジルソースです。

巷で言うところのジェノベーゼソース。

 手作りのコレ、びっくりするほどおいしいです。ゆでたパスタにからめてもチキンにつけても、ゆで卵でも、何ならピザに使ったっておいしい。なんでもありの万能選手。


 冷凍保存できるのもいいですよね。まあ、色は黒っぽくなっちゃいますけど。


 ただ問題は。


 バジルって、育ててる人ばっかりじゃない。買ったら高い。うちも、バジルはあんまりうまく育たない。


しかし。


シソならあります。


ご存じですか? シソって、英語で「Japanese Basil」って言うんです。そう、日本のバジル。それでもって、これで作っても本物のバジルで作っても味はそれほど変わらない。だったらこれでいいじゃん。


もちろん、家庭菜園でたくさんバジルが茂っちゃってる方は本物を使ってください。


ただし! シソを使う時はあく抜きした方がいいです。私の場合は、手でちぎってごく短時間、水にさらします。ペーパータオルでしっかり水気をぬぐってください。

バジルは絶対に葉っぱの部分だけにしてください。茎を入れるとあくが出やすいです。食べきってしまう時はさほど気になりませんが、冷凍保存した時に渋みを感じますし、色も真っ黒になります。


材料

バジルかシソ   100ℊ

松の実      50ℊ

にんにく     2かけ(みじん切りにして電子レンジで30秒~1分。火が通るまで。これをしないと辛くなる)

エクストラバージンオリーブオイル 50ℊ~100ℊ

レモン汁 少々(色止め)

塩 小さじ1

コショウ 少々


1.全部をフードプロセッサー(ブレンダー)にかけて、ドロドロにする。オイルは50ℊぐらいから入れ始めて、回りが悪いときは足してください。レモン汁は小さじ1ぐらいまでは入れてもだいじょうぶです。私がイタリア人からもらったレシピではオリーブオイルをバジルと同量入れるんですが、うちにはちょっと重すぎる(笑)



 パスタに使う時は、ソース3に対して1くらいの割合で、すりおろしたパルメザンチーズ(粉チーズ)を混ぜてから和えてください。

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