【2023年編】あとがき

 今回は完全な形で終わらせる事が出来て良かった。

 今、率直に思っています。

 2023年版で執筆した内容は、ほんの最近のお話で、内容の厚みを持たせる意味もあり、今回は妻にフォーカスしたお話にしました。

 20年、一緒にいると見えなくなってくるものもあります。

 チカからのメッセージを機会に、私たち夫婦の在り方について、深く考えさせられました。

 最終章で会話形式に執筆したのは、実はあの日、星を撮るために一眼レフで動画を撮り続けていたのです。

 その際に、リアルな会話がデータの中に残っていたのでそのまま使用しました。


 40歳手前の男女が、まるで学生時代の時のようにはしゃぐ声。

 今聴くとかなり恥ずかしく思いますが、私たちはきっと、あの時代から現在までの間、失ってた時間を取り戻したかったのだと思います。

 妻も彼女とお互いにシンパシーを感じたのか、よく電話で話している姿を今でも見掛けます。多分、私に対する愚痴とかも話しているのでしょう。

 現在、彼女達は、お互いを親友より恋人に近い存在と話しており、私としてもちょっと妬けて来るところでもあります。


 皆さんも、忘れられない、綺麗な思い出があると思います。

 私たちはこのような形で昇華しました。

 死ぬまでに後悔を残したくない、そう感じる記憶があるのならば、一歩踏み出してみても良いのではないでしょうか。


 この先、もうこのお話の続きを紹介することは無いと思います。

 私たちはあの時の記憶に一区切りを付けられましたので。


 縋りたくなったとき、貴方は貴方の思い出に会いに行ってみてはどうでしょうか。


 さて、明日からも生きるということに、全力で前向きに行きましょうか。


 それでは、ご拝読頂きありがとうございました。

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