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    #03 吹部、無い?!への応援コメント

    音楽が人と人をつないでいくさまを、年単位のスケールで描いたハートウォーミングな短編ですね。小説初心者ということで、細かい部分のあらはそれなりにありますが、この構成感はなかなかお見事です。物語として描きたいこと、伝えたいことがよく前面に出ていると思います。

    二つほど申し上げます。一つ、これはご自身でもおわかりでしょうが、綾瀬沙奏というキャラが結局あまり意味のない存在になっているので、話にうまく絡ませられないと判断できた時点で、思い切ってカットしておくべきかなと思います。カナとユキが仲良くなるきっかけは、人気クラリネット奏者などを持ってこなくても作れるでしょうし、むしろせっかく設定を詰めている「おんぷちゃん」があるんですから、それ絡みで意気投合するということでいいのではないかと。「五線譜で結ばれた音符たちと同じように……」というフレーズも、「おんぷちゃん」の有名なキャッチ、ということにする手もありますし。もちろん、逆に綾瀬沙奏の話にきちんとオチをつける、ということにしてもよろしいのですが、長いものよりは短いもののほうが、要素の多いものよりは少ないものの方が、小説としてはまとまりがよく、直し方の方向性も間違いがありません。
    ……と書いてきて気づいたんですが、この話はまだ先があるのでしょうかね? シリーズ化なりお考えでしたら、また別の話になるのですが……。以上は現在アップ分で話が完結するとしてのコメントということで、申し上げておきます。

    あと一点は、セリフだけで話を進めようとしている印象がやや強すぎること。前編のカナとユキの出会いのシーン、それと後編の定演の中休みでの女の子との対話などがそうです。
    前編の場合、あまりセリフで状況説明をしてしまわなくても、カナの観察と想像を織り交ぜれば場面は進みますし、例えばの話、オルガンで知らず知らず連弾になっていて、無言のまま気持ちが通じ合った、ということにもできます(まあ、小説の描写としてはちょっとむずかしいんですが)。
    後編の女の子相手の対話の後半は、率直に言って六・七歳の相手にしゃべる内容ではないですね 笑。むしろこういう時こそ、「おんぷちゃん」の出番を作っていれば、と思うんですが、どうでしょう。集まった子供三人とホルンとでいつのまにかアンサンブル、とかね(まあこれも上手な描写作りは難しいですが)。それだけで、この子どもたちに絆が生まれるのは確実で、追加の説明もいりません。

    くだくだしいチェックでほめことばが全部霞んでしまいましたが、高校生の、初めて間もない書き手としては、充分な力作だと思います。私はン十年前の高校時代に文芸部でしたが、はるかにおそまつな小説を書いてました ^^。
    この構成感を大事に、このまま書き続けていってください。あと、これだけ書いておいてなんですが、以上は単なる通りすがりの一意見ですので、使えそうなところがあれば、参考にしていただくということで。長文失礼しました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!✨
    貴重なご意見もたくさん頂けて、参考にさせて頂きますm(_ _)m
    今回の話はプロローグみたいなものです!とはいえ展開を早く進めようとするあまり、全体的に雑な文章になってしまった感は否めません……💦
    次回からは中学一年生になった花音(のんちゃん)を主人公に本編が始まる、といった形にしようと思っています。
    また読んで頂けると嬉しいです!

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