交わされる議論

 アカホ。

 それは食用海藻の一種である。沿岸部から沖合まで広く見られるもので、王国領内では決して珍しいものではない。むしろ旺盛な繁殖力から、地域によっては外来種として猛威を振るっている種でもある。

 外来種となると旺盛な成長力で他の海藻を駆逐してしまう怪物であり、生態系の破壊者だが……生息地では多くの生物にとって大切な食料源だ。根本から千切っても翌日には芽を出す再生力、半年で成人二人分の高さまで育つ成長力があるため、いくら食べても全く減らない。更に弱い光でもどんどん育つため、栄養豊かで濁った海でも大きく育つ。

 また枝を無数に広げる形は、小魚やエビなどの小動物にとっては隠れ家、或いは産卵場所にもなる。他にも海が荒れた時には魚達の避難場所となり、深く張る根が土壌を捉える事で微細な土壌生物の住処を安定させるという。

 人間にとっても有益な海藻で、食用となる。味は癖のない単純なもの。旨味は程々で臭みもなく、どんな料理にも合う。言い換えれば「これじゃないと駄目」と言われるような食材ではなく、生産量の多さもあって『大衆食』の代表のようなものだ。他の水産物が乱獲で壊滅してもアカホだけは残る(むしろ捕食者が減ってとんでもなく増える)事もあり、『漁師の伴侶』と呼ぶ地域もあるとか。欠点は成長に大量の栄養を使うため、透き通るような綺麗な海では全く育たない事ぐらいだろう。

 そのアカホを入れた籠だけが、留め具を外されていた。

 つまりあの海にいる知的生命体……人魚は、アカホを選んで持ち去ったのだ。


「うぇっへへへ……」


 得られた結果に、エレノアは不気味な笑みを浮かべてしまう。

 研究所に戻ってきてから、エレノアはずっとこの調子だった。テーブルに突っ伏し、顎を乗せた状態でへらへらと笑うばかり。

 何しろ謎だらけだった人魚の生態を、ほんの少しだけ覗き見る事が出来たのだ。今までろくに研究されていないだけだとしても、そもそもこの結果だけで「人魚が何を食べているのか」が分かったと判断するのは早計だとしても、数百年の謎を解き明かす感覚はやはり楽しい。笑みが漏れてしまうのも仕方ない。

 仕方ないが、それと笑い方が不気味なのは別の話。


「エレノア様。腐っても王女なんですから笑い方は気を付けてください」


 ついには従者イリスから、笑い方を窘められた。それもかなり酷い言い回しで。


「腐ってもって……ちょっと笑ってただけじゃないのー」


「あの笑い方は王室の品位を損ねます。仮に晩餐会の最中でしたのであれば、断頭台を用意するところでした」


「私の笑い方極刑になる犯罪扱いなの?」


 外に出たら割と問題になる、しかし二人にとってはじゃれ合いのような会話をしながら、エレノアは自分の頬を揉む。笑い方が変なのは、頬の力が緩んでしまうから。少しでも表情筋の力を戻せば、マシになる……筈。


「いや、でもエレノア様が喜ぶのも無理ないですよ。何しろ人魚が海藻を食べるなんて、初めての報告ですから」


 そんなエレノア達のやり取りを横に見ながら、所長イーヴィスが嬉しそうにエレノアに同意する。

 エレノアとイリスの会話についてはもう慣れたのか、驚くような反応もない。エレノアもイーヴィスの方を見て、こくこくと頷く。


「ええ。これは大発見です。今まで、本当に食べるものすら不明でしたから」


「……前から疑問だったのですが、どうして今まで不明だったのですか? 確かに人魚とはろくに交流がありませんが、稀に死体は流れ着いたと聞いています。解剖すれば、何を食べていたかぐらい分かりそうなものですが」


 イリスが小首を傾げながら、根本的な疑問を口にする。

 確かに、普通ならば死体を得られれば、胃の内容物ぐらいは分かるだろう。人魚はごく少数ながら死体を得られており、解剖も行われている。

 だが、それでも何を食べているか分からなかった。


「確かに解剖はされているけど、胃の中身は得られなかったのよ。空っぽだから」


「空っぽ?」


「どの個体も死ぬまでの数日間、何も食べていないようなの」


 そして身体の『劣化』や『衰弱』具合から、病気や老化などで相当弱っている個体である事も分かっている。

 言い換えれば、普通の個体が死体として確認された事はない。


「恐らくだけど、人魚は自然環境下ではまず死なない。人間のように集落を作り、そこで基本的には生活をしていると考えられているわ。そして老衰や病気で死んだ者を、葬儀か習性かは分からないけど、集落から出す……通常はそのまま沖合に流れていくところ、極々稀に人間が生活する沿岸部に流れてくるのではというのが通説ね」


「付け加えると、幼体は見付かってすらいないのですよ。これも推測ですが、幼い子供は集落の外には出さず、育てていると考えられています。まぁ、僕達エルフや人間に置き換えて考えてみれば普通の話ではあるのですが」


「成程。確かに人間も、村や町の外で活動するのはごく一部ですし、死ぬ時は、戦場など特殊な例を除けば町中ですね。子供を自然に出す事も、漁師などの一部の職種を除けばまずない事です。それに死後数日前に何も食べていないのも、老衰や病気なら頷けます」


 イーヴィスの補足もあって、イリスは納得したようだ。事実現在の人魚学では、今の説明が死体に食べ物がない事、幼体が全く見付かっていない事に対する主流の考え方だ。

 エレノアもそれが自然だとは思うが、同時に違和感もある。


「(だとしても、こうも老体や病人しか見付からないものかしら……?)」


 酷な言い方をすれば、子供というのはだ。一般的な生物であれば何百どころか何万も子を産み、そのうちの一体か二体しか大人にならない。

 人間や亜人も文明が未発達だった時代、即ち野生生物とあまり暮らしぶりが変わらなかった頃は、多くの子供が大人となる前に死んでいた。地域によって三歳や五歳など一定年齢に達するとお祝いをする風習があるのも、その歳を迎える前に死ぬ子供が非常に多かった(そこまで育てば体力が付くためかなり死に難くなる)事の表れだ。今でこそ医療や栄養状態が改善し、生まれた子の多くが大人となるが、それでも病気で死ぬ子供は決してゼロではない。

 人魚であっても、恐らくこの原則は変わらない。そして人間だけでなく、他の亜人とも全く交流がない人魚の文明水準は、今の人間よりも相当低い筈だ。ならばかなりの数の子供が生まれ、死んでいるだろう。

 ましてや人魚自体はもう何百年も前から知られている。いくら子供を大事に育てていたとしても、一体も人間の目に触れないなどあり得るのだろうか……

 こういう時に役立つのが、大昔の文献記録だ。まだ科学的記録の方法が確立されていない時代の文書のため、そのまま信じる訳にはいかないが、過去を知る重要な手掛かりとなる。人魚の子供についても、何かヒントとなる事が書かれているかも知れない。

 その文献を集めていたのが、このところ研究所に引きこもっていたイーヴィスである。


「……そういえばイーヴィスさんは、今日も文献集めをしていましたね。結構いい感じに資料は集まりましたか?」


「ええ。エレノア様が現地調査を引き受けてくれたお陰で、かなり進展がありました。恥ずかしながら自分は野外調査よりも文献収集や標本整理の方が得意なので、これに注力出来て本当に助かりました」


「いえいえ~、適材適所というものですよ」


 謙遜するイーヴィスであるが、彼が古文書を調べてくれるのは非常に助かるとエレノアは思っていた。

 何故ならイーヴィスはエルフであり、見た目は幼くとも長命であるから。

 言葉というのは変化していく。人間の場合、二百年三百年も経つと解読にある程度の教養が必要だ。対して三百年もの寿命を持つエルフにとって、三百年前の言葉というのは昔使っていた言語に過ぎない。老人と関わりがあれば、五百〜六百年前の言葉も直に聞いた事もあるだろう。

 そのためエルフ達は人間の古文書を、難なく読めるのだ。勿論もっと古くなれば解読が必要だが、それでも昔の言葉を知るため、かなり習得が容易い。

 古文書解読に関して、エルフ以上の適任はいないのだ。


「その資料の中に、何か面白い記述はありましたかね?」


「あー、どうでしょう……昔の目撃例などはかなり細かく書かれていましたが、人魚そのものについては憶測というか、ほぼ空想で書かれていまして。あまり生態的な参考にはならなそうです」


 もしかしたらと思い聞いてみたが、イーヴィスの前置きであっさり否定されてしまった。尤もそれは理解しているつもりなので、特段失望もしないが。


「ただ、歴史的にはかなり興味深い事が掛かれている事も確認しました」


 加えて新しい見識が得られそうなら、興味はそちらに向く。


「興味深い事?」


「この村で人魚の被害が本格化した、つまり直接的な攻撃が始まった 時期なのですが、二百年前と記されています。これは王国政府の記録とも合致します。ですが村の前身である集落は、更にもう二百年前から存在していました」


「ほほう? つまり四百年前から人間はこの地にいた、という事ですね?」


「そうです。そして文献を見た限りではありますが、この二百年よりも前では、どうやら人魚に襲われる事はほぼなかった、精々他の集落と変わらない程度であるようなのです」


 人間が文献に記録を残す時というのは、何か大きな事件があった時が多い。例えば、時などは記録に値する大事件だろう。

 イーヴィスは無数の文献記録から、その事件があった日を調査。二百年前頃から人魚被害の記録が明確に増えていると突き止めた。イーヴィスが言うように王国の記録とも一致するため、これ自体は目新しい発見ではないが……それまでの二百年間、人間と人魚はこの港町(正確には漁村)で対した争いもなく、共存していたという事が分かったのは収穫だろう。

 共存と言っても、人魚の性質からして不干渉なだけと思われる。人間と人魚は暮らす場所があまりに違い過ぎるのだから。しかし理解出来ない相手に干渉しないのも、立派な共存だ。少なくとも互いの生存と権利を侵害していないのだから、善意で『意識改革文化侵略』をするよりはずっと良い。

 そして見方を変えれば、二百年前に『何か』があった事で、人間と人魚の間に軋轢が生じたのだ。


「……曲がりなりにも人間側の王族としてこう言うのも難ですが、十中八九人間が何かやっていると思うんですよね」


「まぁ、うん、そうですね。偏見かも知れませんが、人魚側の生活に変化があったとも思えませんからね……」


 人魚側は今も昔も海、それも沖合で生活している。襲われたという被害についても、沖で漁をしている人間が対象だ。砂浜で遊んでいる子供を襲ったという話は(根拠のない昔話を除いて)確認されていない。今も昔も人魚は海から出ていない。

 対して人間は、人魚がいる沖に船を出している。そこで魚を捕ったり、底引き網漁なら海底環境を破壊したり。お世辞にも海洋生態系に対し良い事はしていない。そして時代が進むほど、その程度は悪化している。

 きっかけがあるとすれば、ほぼ間違いなく人間側だ。ならば次に考えるべきな、人間が何をしたのかという事。

 そして二百年前という時代が、謎を解く鍵の有力候補だ。


「イリス~。二百年前って、何があったっけ?」


「……エレノア様。科学以外に興味がないのはもう半ば諦めていますが、せめて国家の歴史ぐらいは学習してください。王家の威信に傷が付きます」


 イリスに尋ねると、割と本気の言い方で窘められた。

 その怒られ方で、エレノアも何があったか思い出す。確かにこれは忘れてはいけない、王国の大事な歴史だ。


「……お、覚えてるわよ! 勿論! 王家が各地の村々を積極的に統治した時期ね! 今のは試しに訊いただけよ!」


「ああ、良かった。流石にそれを忘れていたら、王城に帰還した後みっちり再教育をするよう国王陛下に直訴するところでした」


「うへぇ……お父様って小言多いから助かったわ……」


「あ、国王陛下って小言多いんだ……お父さんしてるなぁ……」


 すぐ隣で王家の威信がひっそり落ちている気がしたが、親しみはそれ以上に増しているようなのでエレノア(及びイリス)はこれを無視。王家の歴史について思い返す。

 今から凡そ二百年以上前、王家は辺境の村や集落を殆ど統治していなかった。兵は置かず、税金も取らない。要するにほったらかしの状態である。

 その理由は村々が王都からあまりにも遠かったため。辺境の村の生産力では大勢の兵士など養えず、そのため兵を駐屯させるには食料も輸送しなければならない。辺境から穀倉地帯までは距離があり、この輸送に多大な金と人員が必要になる。また徴税するにしても、やはり道中で金を使うため、村が壊滅するまで搾り取らねば割に合わない。しかしそんな事をすれば王国への不信が募り、他国の破壊工作の拠点や、反政府組織の温床となりかねない。兵を置けない以上いたずらに不満を植え付けるのは得策ではなく、得られる利益が微々たるものではやる意味がない。だから何もしない代わりに、税金も取らないという措置が取られていた。

 だが時代が進むと馬の品種改良が行われ、運搬能力が強化された。道路や水路など交通網の整備も進み、辺境に行くまでの時間も短縮。普通の徴税で十分『利益』が出せるようになった。また農業技術の発展により多くの人口が養えるようになったため、少数であれば現地に兵が置けるようになった。そして諸外国が積極的に辺境に軍を置き始めたので、それに対応する必要があった。

 このため凡そ二百年前(正確には二百二十年前)から、王国は積極的に辺境統治を進めた。

 この影響は辺境の村に徴税という『負担』を強いたのと同時に、技術進歩という恵みももたらした。今まで放置されていた村に、農業支援などの形で新技術が入ってきたからだ。これにより村が大きく発展し、全体の生産性が向上。王国は一層の経済成長を遂げたと言われている。

 エレノア達がいるこの港町が、王国の正式な統治下に置かれたのも凡そ二百年前。公式な記録を見ないうちに断言するのは良くないが、時期的に徴税が始まり、同時に食糧生産関係の技術躍進により支えられる人口が増えた筈だ。

 その成長をもたらした技術には、見当が付く。


「……二百年前という時期に王国の統治が入ったなら、恐らくこの時期に帆船が導入されたんでしょうね。沖に出られれば、大量の海産物が得られるわ」


 マーメイドフィッシュ、ホソクチ、ウカビオオビレ……この町の食事処や市場で見られた魚は、どれも沖合の産物だ。それら豊富な魚介が得られるのは、帆船のお陰といっても過言ではない。

 しかし沖に出れば、人魚の生活空間に侵入する事となる。

 人魚との接触が増えれば、諍いも生じるだろう。漁によって人魚の生活環境に悪影響が出れば、それを破壊しようと思うのは当然の事だ――――


「ん、んんん~……?」


「どうしました、エレノア様? 何か気になる事でも?」


「いや、なんと言うか……なんでこれで諍いが増えるのかな、と」


「え? いや、だって漁のために沖に出れば人魚との接触も増えるじゃないですか」


「……言い方を変えましょう。なんで、帆船が現れて船が攻撃されるようになったのでしょうか?」


 人間の乱獲により魚が減った、という事例はいくらでもある。

 とはいえ本来魚は莫大な数がいて、簡単に減る訳ではない。何十年も掛けて少しずつ減少し、それで捕れなくなる。

 つまり魚を大量に捕っても、余程の事がなければ目に見えた現象が起きるのは何十年も後の事なのだ。しかも二百年前なら、流通網が未熟なため捕った魚を遠くまで送り届ける事は出来ない。近場が戦地となるなど特殊な事例を除き、魚は現地で消費する分だけ捕っていた筈。数百~数千人程度の腹を満たす漁獲で、膨大な海の資源が目に見えて減るとは思えない。

 また海底環境を荒らす底引き網も、二百年前には実用化されていない。底引き網は効率的だが、網を引きずるため船にある程度大きな推進力が必要だ。大型船でなければ出来ず、これが実用化されたのはほんの百年前の事である。

 二百年前の人間には、人魚に迷惑を掛けるだけの力があるとは思えない。


「あと気になるのは、底引き網漁って今はやってないそうじゃないですか。人魚に網を壊されるからって」


「……確かに。生活空間を荒らされるのが襲撃の原因なら、取り止めている今は攻撃する理由がありません。だとすると……」


「魚を捕る事自体が問題、という事でしょうか?」


 イリスが尋ねるように口にした言葉。総合的に考えれば、そうとしか言えない。

 しかしそれは訳が分からない。


「ううーん、本当に漁が問題なら、もっと船を手当たり次第に襲うと思うのですよね。それこそ漁をする前に、予防的な攻撃を行うのが自然かと……というか魚を捕って何が悪いのかって感じですし」


「ですがあながち的を射ているのでは? 人魚が生息する海域では、サメなどの大型肉食魚が全く生息していないのが特徴です。人魚が追い払っている、或いは『競争相手』になっていると考えられていますが、これも魚を取る事を嫌っていると思えば説明出来ます」


「いやいや。魚食性だからサメを追い払うというのはちょっと短絡的です。マーメイドフィッシュもオオウロコも魚食性の魚ですが、どれもこの海に普通に棲んでいる種じゃないですか。単に魚を食べるだけなら、問題はない筈です」


「現に起きている事から考えましょう。サメなどの大型肉食魚がいないのは事実なんです。つまりある魚が食べられる事が問題なのではないでしょうか。例えばマーメイドフィッシュとか。人魚と共に生活するあの魚を守っているのかも知れません」


「マーメイドフィッシュ自体はこの町では大量に漁獲されているじゃないですか。特定の魚種を守るためなら、もう少し攻撃頻度は高いと思いますよ。そもそもなんでマーメイドフィッシュを守る必要があるんです?」


 ああでもない、こうでもない。学者二人は互いの意見をぶつけ合う。深まっていく論争に、どちらも地位など忘れて熱くなる。

 とはいえ学者同士の難しい会話は、一般人の中でも特に生物学に興味がない者には頭に入らないもので。


「……ふわぁ。エレノア様、私はそろそろ寝ますので、程よいところで切り上げてくださいね」


 イリスはそう言って部屋から出てしまう。

 そして第三者がいなければ、白熱しているエレノアとイーヴィスの議論は止まらない。

 忠告空しく、二人の議論は夜明けまで白熱するのだった。

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