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塵輪の子への応援コメント
使いさしの爪楊枝1本に神が宿る国で、現世に恨みを残し、飢饉や大火、疾病を撒く数多の怨霊を、御霊として供養し鎮め奉り、逆に繁栄と平穏祈願してきた、という先祖より連綿と続く人の営みがあります。
一方で、たまに見つけて追いかけてあげることで大満足する子供のあやかしを、伝統を継承する人間の間で思い出し、外に向けて物語として語り継いであげることもまた、ある種の敬意として大切にされるべき営みに違いありません。
不可思議な暖かさのあるホラー。素敵な作品でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ちょっとした道具にも魂が宿るし、人の思いや営みによってそれを尊い存在に出来るという考え方は素敵ですし、残していきたい伝統ですね。
塵輪の子への応援コメント
面白かったです。伝統芸能に関わる高校生たちが詳細に丁寧に描かれていて、起きた怪異の話よりもそちらの方が興味深かったです。この伝統芸能にまつわる高校生たちの話をもっと読みたいと思いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
学生達の舞台裏の描写は、実際の故郷の記憶を元にかなり力を入れて描いた部分なので、着目して頂いてとても嬉しいです。