婚約者が浮気相手を見せつけてくるが変えられない現状だったから仕方なく結婚した。浮気相手と夫は子どもを産んだが全然大切にせず私が代わりに見て居た。そして事件は起こり、夫も浮気相手も親族も亡くなった。

激 辛

第1話

とある貴族の屋敷にて


 私の婚約者は浮気をしていてさらに、 

 

 「どうだ、ナオナよ、私の愛人の前ではお前はただのゴミに見えるぞ」


「・・・」


「そんなこと言うと可哀想ですよ。それよりも」


二人は私の前でキスをしだす。


 このように見せつけてくるのだ。

 私は婚約者が全く好きじゃない。政略結婚、私が成り上がる為・・・家族が良い思いをする為に強制的に結ばれた。


 だから今の光景はただ見てて、キモいものを見てる不愉快さが溜まる。


ーーーーーーーーーーーー

 私はそんな浮気婚約者ともうあと2週間で結婚式が開催される。


 嫌だー!!絶対嫌だ。


 だが、現実は甘くない!!現状を変える方法は何もない。



ーーーーーーーーーーーー

 そしてついに結婚式当日

 私のクズ家族と、婚約者のクズ親が守られる中で行われる


 「誓いますか?」


「誓い」

たくないよ!絶対に!!


 「ちょっと待ってください!!」

私の誓いを止めたのは愛人だった。


 「私はこの婚約者より、貴方様を愛しています。」


「おー、来てくれたか、我は嬉しいぞ。」

そして、冷める婚約会場の中、二人はキスをしている。


 「あのぉー、と言うことなので婚約解消させて貰えませんでしょうか」


「ダメだ!!」「そんなことが許される訳ない!!」「お前達は結婚だけでも済ませろ」


両家族から声が届く、それで婚約解消出来たら苦労しないよな


 「我は反対だ!!」

おー、婚約者が珍しくかっこよく見える。


 「カナイ様と結婚するのは私です!!」

愛人も頑張ってる。


 今だけは二人を応援するわ



 「ならんそんなことはならんぞ!!」「お前達は愛人の関係でいい!!」「そうだ、我が娘は奴隷のように使って良いから結婚は済ませてくれ」


流石私のクソオヤジ!!


 「なら仕方ないか、なぁアマアよ、コイツはアマアの奴隷に使っていいから、結婚は許して貰えないか??」

 オイっ何言っての??いやそれが正常だわ


 「それなら、仕方ないですね。気分的には私が正妻ですからね」

ふざけるな!!誰がアンタの奴隷になるもんですか!!


 と反発したいが、したら拷問か下手したら島流しされて餓死してしまう。


 「それでは改めて、誓いのキスを」


この状況においてその誓いは奴隷の誓いじゃないですか・・・



 そして、私は逃れること出来なかった。


ーーーーーーーーーー 

 それからは本当に奴隷のように扱わられて、地獄の日々だった。


 一年後、私に義娘が出来た。


 当然私の血のつは繋がりある子どもじゃない。


 不幸中な幸いのことに、私達の間で子どもは作らない。


 結婚だけで良いみたいだ。

 

 正直、初めてクソ夫と愛人が羨ましいと思った。決して二人の関係に嫉妬していないが赤ちゃんは羨ましかった。


 と思って居たが、流石クズ達、女と言う理由だけで、赤ちゃんを迫害し、必要最低限の栄養しか与えて居ない。だから代わりに私が隠れて哺乳瓶を作り栄養を与えていた。


 そしてそれから親族達も含めてでパーティをすることになった。私は庭で掃除をすることになっている。だが隠れて私は可愛い女の子の赤ちゃんを看ている。パーティに出るよりずっといい!


 そして、事件は起こった。


 パーティ会場で火事が起こったようだ。


 パーティ会場から悲鳴が聞こえる。

 



 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る