3話 小1と中1
中学校が始まり、友達も少しずつ出来始めている。
そして、嬉しいのだが、嬉しいのだが、今日も夢ちゃんは遊びに来ている。
「夢ちゃん?」
「どうしたの?」
「夢ちゃんは同じ小学校の人と遊ばないの?」
「遊ぶよー!」
「いいねー!でも学校終わった後集まったりして」
毎日、そう、初めて来たから毎日来ている。
「お兄ちゃんと遊んだほうが楽しいから!」
ウッ、そんな眩しい目で、そんな嬉しいことを言わないでくれよ。
「お兄ちゃんの家面白いの沢山あるし、何より学校の人より、お兄ちゃんと遊んだほうが楽しい」
確かに俺はゲーム好きだし、ボードゲームとかも沢山ある。
俺と遊ぶのはそりゃ年上だから、
「お兄ちゃんさ、同じ学校の人とも遊んで欲しいな」
正直俺が、遊べないのも少しあるかな、、、
「遊んでるよ」
うん、曇りのない顔!
困ったなー、
夢ちゃんは俺の家で色んな物を使って楽しそうに遊んでいる。
既に同じゲームも繰り返し遊んでいる。
ちなみに夢ちゃんのお母さんから遊びすぎて迷惑かけてないと聞かれた時に、「大丈夫です。学校で上手く馴染めなくて、友達居なくて、夢ちゃんが毎日来てくれると僕も楽しいです!」と答えてしまった。
うーん、困ったなー。
そもそも、駄目と言わない、俺が悪いよな。
とりあえず
「ねぇ、夢ちゃん」
「何?お兄ちゃん」
「お願いがあるんだけど、」
「なになに?」
やめて、そんな俺のために頑張ろうと目をしないで、、
「明日は、お兄ちゃんさ、忙しいから友達と遊んでくれないかな」
「えー、ガーン」
うっ、そんな悲しい顔しないで、
「お兄ちゃんさ、明日家で学校のことやんないと行けないから、明日は遊べんないだ。」
「そうなんだ。」
「ごめんね」
「でも、お兄ちゃん家にいるなら、私も家で遊んでいいよね」
あれ??
「でも、全くお話しも、遊べないよ」
「それは寂しいけど、、でも遊ぶ!!」
「わかった、ならおいで」
うっ、もう少し話の内容考えれば良かった。
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