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  • #6日目 Last Beginningへの応援コメント

    この度は自主企画への参加、ありがとうございました。
    独特の世界の監獄で起こった出来事ですが、自殺ほう助をした者と看守の交流と言うことで森鴎外の「高瀬舟」と同じようなお話だと読みました。
    個人的に、親友を殺すというのは相当追い詰められたよっぽどのことだと思います。そこで、この囚人は親友に友情以上の何らかの感情を抱いていたと考えるか、あるいは囚人自体が親友以外の交流が断絶していた状態だったのかと推測しました。おそらく読者に委ねる形式のお話だと思うのですが、彼の身上は実際のところどうだったのか気になりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    彼の身の上をざっくりと説明すると

    前提として、両親、その他親類縁者においてなんらおかしいこともなく、ただの「普通の人間」なのが20番。

    中学生時代に「親友A」と出会う

    大学時代までを彼と共にし、大学卒業までを過ごす
    (至って普通の学生であり、適度に浅く広い関係を形成)

    大学卒業後に数年間、20番は一般的な社会人として暮らす
    (同時期、親友Aは薬物依存となる)

    そんなことは露知らず、親友からの久し振りの連絡(要約すれば借金の連絡)が来て、喜んで親友の元へと行く

    薬物依存となった親友と出会う
    そして、そんな親友に過去の親友を重ね、耐えきれなくなって殺害を犯す

    交流が断絶していた訳でも、親友以上の関係を抱いていた訳でもなく、特に至って普通の人間であるのが20番です。
    ちなみに特に身の上に触れなかったのは、20番が普通の人間であるため「誰でも20番に乗り移って考えてほしい」と思ったからですね。
    親友として鮮やかな青春を共にした彼だからこそ、せめてその鮮やかな記憶の親友のまま、逝って欲しいとか言う…なかなか言葉にしづらいストーリーですね。
    長々としていますが、こんな感じです

    編集済
  • #6日目 Last Beginningへの応援コメント

    コメント失礼します。
    最後まで拝読させていただきました。

    上手く表現できませんが、彼は救われたのでしょうか…

    私にとって、いろんなことを考えさせられる、深い物語でした。

    完結お疲れ様でした!

    作者からの返信

    コメントありがとうございました!

    彼が本当に救われたかどうかは、僕にも正直分かりません…

    ですが彼にとっては少なくとも、失った「ボク」を取り戻したことで、償うべき罪を見つけ、それと同時に忘れてはいけない親友を、追悼する機会になったのではないでしょうか…