矢印

どれほど、

明日に悲しいことがあっても

結局

向かわなくちゃなりません

矢印はいつも一方向に

私たちを突き刺して

進んで 進んでいくのです

ただひとつ

ぐさりという音だけが

その場に残り、

さみしく消えていくのです


※※※


夜明けは何度もわたしを連れていく。

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