第35話
多重人格障害に関わらず、世の中の偏見と差別、心無い言葉はさまざまな障害についてまわります。障害を抱えていなくてもそこら辺にゴロゴロ転がってます。
「みんな」とちょっと違うだけで簡単に差別や偏見、心無い言葉に晒されます。そもそも何で「みんな」と一緒じゃなきゃいけないんでしょうかね?
「みんな」って誰よ!?
あれほど『個性』が大切だとかどうのこうの言っといて結局は「みんな」と一緒じゃなきゃダメっておかしくない?
私は障害を『個性』だと思ってます。さすがに長所とは言いませんが…。
短所とも言いませんよ。それに誰だってそれぞれ『個性』があるじゃないですか。
目に見えるものが全てじゃありませんしね。第一、最近何かやたらと「障害」とつくモノが多くありません?
「みんな」と違ったらすぐ「〜障害」ってなりますよね。それって良い事なのか悪い事なのかよく分かりません。
多重人格障害も昔は狐憑きって言われてましたしね。何か悪いモノに憑かれてると思われていたらしいです。
そして医学的に進歩して精神疾患となった訳です。
でも今でも狐憑きみたいな考え方は残っているようですね。
私、祖母に連れられて怪しげな祈祷師にお祈りされましたもん。
えっ、何で私訳の分からない儀式されてんの?
混乱しました。藁にも縋りたい気持ちだったのでしょうか?
そんな訳で結構昔からの考え方って今でも根強く残ってます。
そもそも多重人格障害に至ってはさまざまな媒体のモチーフになってて、そのイメージが強すぎる。
さまざまな障害が存在する世の中です。それも「みんな」と違うからと線引きされます。それが良いのか悪いのか私には何とも言えません。
ただ願うのは正しい情報が伝わる事です。イメージばかりが先行する世の中なので、正しい情報を伝わるか難しい所がありますが発信し続ける事が大切だと思います。
本当に優しくない世界だなとは思いますが…。
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