第14話

病気と言えば病院に行って薬をもらい診察を受けたら数日から数週間で治るものだと思いがちです。


しかし心の病気や症状、障害は何度もぶり返したり知らない間に悪化して何年もかかる事が当たり前です。多重人格障害も治療法はありますがまだまだポピュラーな治療法ではありませんし人格達それぞれが身体の症状を抱えていたならそれらをまず治療しなければなりません。


そうなったらいつ治るのか検討もつかないのですよ。私も20年以上通院していますがまだまだ完治には程遠いですね。


その割には家族や周りから完治を急かされる。

正直鬱陶しい!!


気長に治療しないといけないモノなのに何故に周りが急かすのか?

幾度となく「気長にお待ちください」といっているだろう?

「いつになったら完治するんだ?」と聞かれてもこっちが知りたいわ!


そもそも多重人格障害において完治とは何か?


他の人格達がいなくなる事ですか?身体の症状が完治する事ですか?


あの…他の人格達がいなくなったら、私は物理的ににも精神的にも死んでしまうのですが?


それでも他の人格達がいなくなった方が良いとお考えですか?


私の思う多重人格障害の完治とまではいかないものの理想の将来像は『他の人格達との共存』です。


それが一番しっくりきます。いなくなったら困るし

かと言って暴走されても困るので共存するのが一番かと思うのですがそれは私が思う理想像なのであしからず。


完治にも人それぞれの形があるので決して急かしたりなどしてほしくないのですが、心の病というのは目に見えないもの。何がどういうものが完治と言うのか分かりません。


気長に長い目で長期間かかる事をしっかり認知して頂きたいものです。


そうしないとまたぶり返したり知らない間に悪化してしまいますからね。







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