第26話

 「お兄ちゃん」


「何だい、妹」


「金くれ」


「・・・・使えば」


「いや、最低なお兄ちゃんやな」


「いや、妹も俺が犯罪の時に犯罪者だって言ってやん」


「ごめんなさい」


「良いんだ」


「じゃあ、お兄ちゃんにキスするから」


「それはむしろ弁償もんやな」


 「なら、どうしろと??」


「いや、金を使わないようにすれば良いじゃん」


「それじゃお兄ちゃんのプレゼント買えないじゃん」


「いや、それを俺のお金で買うの意味なくね。むしろ俺のお金の使い道、縛るだけじゃん」


「そうだけど、何か?」


もう嫌だ、この妹

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