第23話

と流石にいつまでも止まる訳にいかないので、(姉が怖くなった。)


「ただいま」


「お兄ちゃん!!帰ってきたの?」


「うん、まぁずっとお邪魔する訳にいかないしね」


「そうだよ。それが当たり前だよ。普通、親友のお母さんのために永遠泊まり続けるなんて普通じゃないよ!」


超ストレートに言われた。


 「そうだな」


「あ、お兄ちゃん何かあったの?」


「いや特に、」


「とりあえず、俺はいつも通り帰ったらすぐにパジャマに着替えてくる。」


だが、部屋にパジャマが一着もなかった。


 「あ、お兄ちゃんパジャマなら全部私の部屋にあるよ」


「何で?」


「そんなの私が使うためだよ」


こっちもそんなに大差なかった。

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