PTSDー心的外傷後ストレス障害ー

浜田まひる

第1話


 「ギャー助けてーイヤだー」

少年の悲鳴が聞こえてくる。


母親の葉子と父親の理は「仕方がなかったんだよ。PTSDになってしまったんだから」と諦め口調で話をしていた。


 少年は精神科で心理療法と薬物療法で治療をしている。

だが心に受けたキズは、そう簡単には治らないでいる。


 少年は毎日毎日悪夢を見る。


 中学1年生のその少年の名は青山悠。目のクリッとした可愛い少年だ。

少年は私立の中学校に通っていた。

その帰りの電車で、何故かお尻を触られていた。

少年は恐る恐る後ろを振り返ると、そこには男がいた。

男は執拗に悠のお尻を触っていた。

その気配に気づいて男は手をお尻から離していた。


 その男は次の駅で降りていた。

悠は、その男の後を追っていた。

だが悠が後を付けているのを気づかれて、アパートの部屋に悠は無理やり連れて行かれた。

悠は怖くて声も出せなかった。

部屋では男が悠の制服のズボンと下着を脱がせていた。

悠は恥ずかしさで涙が出ていた。

男は悠の性器を口の中に入れて、しゃぶっていた。

悠は怖いはずなのに抵抗出来なかった。

悠は怖いハズなのに身体は感じていた。

悠の性器は勃っていて、つゆが流れていた。

男は悠の性器を手でシャカシャカと扱いていた。

悠は「うっ、あっ」と声が出てしまった。

しかもイヤなはずなのに射精をしてしまった。

男はニヤリと笑い悠の制服のジャケットとネクタイを外してワイシャツのボタンを外していった。

悠は怖くて身動き一つ出来なかった。

悠はワイシャツを脱がされて全裸にされていた。

怖くて恥ずかしくて涙が止まらなかった。


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