第10話


春「あ、優おかえり、」


優「うん、ただいまです」


夏「優くん、顔色悪いよ」


優「え、あそうだね。心配してくれてありがとう」


夏「・・・うん」


優「そうだ、春さん」


春「どうしたの?」


優「俺の妹ってどんな人でした?」


春 夏 「えっ?」


優「いや、さっき急に少し思い出したのかな?妹に、妹に、

妹に、」

あれ、さっき止めたはずなのに、また涙が苦しさが


優「あれ、なんだっけ。何を言われたんだっけ、忘れちゃったな。あれ、俺今なんのこと聞いてました?」

なんだろう、凄く辛かったのにスッキリした感じがする。


春「な・・・何を言ってるの?妹さんについて聞いてたんだよ」


優「え、妹さんですか?誰のです?」


夏「そ・・・それは、自分で聞いたんだよ。優くん」


春「そうだよ、優」


優「??もしかして、俺に妹が居たんですか?」


春「冗談だよね。」


優「冗談言ったつもりはないですよ。」


クラスメイトに同様が走り、そして


優はスッキリしたはずなのに、物凄く物足りなさを感じていた。





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