第8話

学校


学校か、校舎とか設備とか色々覚えてるのに、人の顔とか名前とか記憶とか思い出せないの変だよなぁ。


それにしても、俺には妹が居たのか、記憶がないって辛いな。


別に記憶が無くなっても全然良かったんだけど、


唯一、妹の記憶だけ無くなったのは、辛いいや切ない、もう色々複雑になる。


優「確か、この教室だよね。」


騒がしい。なんか楽しそうな、いや


何だろう、そう思ったけど、凄く入りたくないような気がして来た。

扉を開けたくない


月「・・・優」


優「えっと、どちら様でしょうか?」


とりあえず制服は着ているから、先生では無い。


月「本当に、覚えてないんだね」


優「すいません」


月「良いのよ、良いのよ。それより、」


優「はい?」


月「無事で良かった。階段から落ちたって聞いて私凄く心配したのよ」


優「ありがとうございます」

何故だろう、心配してくれてる筈なのに体が拒絶している感じがある。


もしかして、俺ってなんらかの病気持ち??


そうだったのか、まぁ記憶喪失になるくらいだし、体が弱いんだな。


そして部屋に入ると俺は


「優、退院おめでとう!!」


「優、無事だったんだね!!」


どうやら、俺はすげぇ愛されてたみたいだ。


みんなから心配してもらえる。

 

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