夢?

 無事キスの練習もできた?のかな?

 

 てかさ…もしかして純子さんのファーストキスってたらこじゃないよね⁉︎

 

 ね⁇

 

 もし、そうだとしたら…それは…オレのせいじゃね⁉︎

 

 あ、でもたらこはそのあと食べたからキスじゃないのか?

 

 ん?

 どうなの⁈

 

 よくわからなくなってきましたよ…?

 

 てかさー…、なんか数日間の眠りから覚めて以来不思議なことが起こりっぱなしなんだよなー。

 

 いいことするとレベルアップの音楽が今でも聞こえるし…。

 

 幻聴ってやつ?

 

 あと、純子さんという美しいかたとのお知り合いになれたし…。

 

 なんか…不思議なことが最近多いんだよなぁ。

 なんて思っていたら、下校途中イッヌサマにそっくりなワンちゃんがお散歩をしていた。

 

 飼い主は、普通のおじさんだった。

 

 イッヌサマにそっくりなワンちゃんは、ジーっと立ち止まってオレを見ていた。

 

 …

 

 オレも思わずイッヌサマ⁉︎と思いガン見してしまった。

 

 それを不思議そうに見ていた飼い主…。

 

 ハッと我にかえり飼い主に軽くお辞儀をしてその場を立ち去った。

 

 びっくりしたわぁ。

 

 まさか、夢でみたイッヌサマが現実にいるなんてなぁ。

 

 でも、二足歩行じゃなかったな。

 

 これで、ハムスターもいたらもう夢だか現実だかわからなくなるな。

 

 …でも、オレあれがほんとうだったとするなら、ジェーンに会いたい…。

 

 ジェーン…元気かな。

 

 って、あれはオレの夢なのに…なんか別世界で暮らしているかのような不思議な感覚だった。

 

 夢にしては…なんか…。

 

 …

 

 でも、あれが夢だったら、またみたいな。

 ジェーンに会いたいんだよな。

 

 

 オレ…純子さんに好きな人いないって答えたけど…もしかして…オレ…

 

 …

 

 ジェーンそっくりなネッコサマでもいいから現れてくれないかな。

 

 そしたら、何かわかる気がする…かな?

 

 あ、水‼︎

 ポヨンポヨンなら何かヒントがわかるかも?

 

 慌てて家に帰って水道の水をバシャバシャしてみた。

 

 …うん。

 やっぱり何もわからなかった…。

 

 やっぱりただの夢だった…のかな?

 

 続く。

 

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