第17話 召喚されて陥れられて殺されるいつものムーブ

 カエサルがエジプトに行った時みたいに、城内での戦闘にも勝って、やっとこさ都市を一つ手に入れた。


 姫様派の勝利だから、食料配布もして信用も掴みはオッケー、魔族も排除したし不安要素の大半は排除した。


 太守側の残党も残っていて、暗殺団も送り込まれてくるだろうし、建物の内部構造も割れてるけど、暗殺ギルドとしてはこっちの方が優秀なので、最終防衛線は割られないだろう。


 暫くして安定すれば、姫様一行を置いて次の都市の攻略もしたい。


 包囲されていて食料の無い所は出来るだけお早めに、魔族一掃するなら姫様連れて行った方が良くて、入城するにも顔が効くから、置いて行って人質にされたり誘拐されるよりはその方が良いか?



 ちなみにアイテムボックスの中には「七魔将レリオス」の遺品と思われる装備一式と、副官やら将軍の遺品も集まってた。


 皇帝の所に七魔将レリオスの討伐を報告すると、烈火のごとく怒り狂った奴が「虚偽報告である!」と言って妨害。


 皇帝の手元に手紙届けずに、ソイツが情報封鎖して検閲。


 なんで最前線からの報告横から見れるんだよ、情報統制ガバガバ過ぎ。次からは柳生封回状で送ろう。


 証拠を出せと言うので、遠路はるばる遺品を送ってやると、道中で強奪して「わたくしが七魔将を討伐いたしました」とホザいたそうだ。


 いつどこで王都出て七魔将と対峙したよ?


 いつも通り見目麗しい奴らが、自分を「勇者」「賢者」と言ってパレードするかと思えば、皇帝は認めないで上位貴族の一族郎党を処分した。


 手紙では「王都を出ていないのに七魔将を倒したと称する珍しい生き物がいたので処刑した」と記されていて、遺品強奪した奴が拷問死している所を写真撮って送ってくれた。


 ヤダ、皇帝イケメン、抱いて。



 まあ「いつやった?」「どうやって殺した?」「ぶ、部下の兵力にやらせました……」「ほう、お主の所には七魔将に勝てる奴がいるんだな?」「…………」以降は答えに窮して自滅した模様。


 二万人超える軍隊で七魔将にかすりもせずに負けて、エルフの王都燃やされたのに、どうやって勝つんだよ?


 情弱過ぎて旧態依然の貴族社会で外部情報ゼロ、急に権力得て椅子にふんぞり返って賄賂取ってた奴には、権力の使い道が分からなかった模様。



 現在も聖国跡はキンニ~ク帝国が制覇して、パルチザンだか抵抗勢力旧勢力が反抗中。


 周辺国も自国を滅ぼしたい魔獣が倒せずに次々と国土を失って、城砦全部ウチが取り放題だそうだが、支配する為の歩兵が少なすぎて、移動速度も遅すぎて放置せざるを得ない。


 その魔獣化した奴ってのが、俺らと同じでギルドやら貴族に飼い殺しにされてた連中ってのが笑える。


 休ませて貰えないでブラックに働かされて、移動中に寝るか人間が寝ないでも働けると思い込んでるのがいて、更に「移動中だからと言って寝るな、馬車の中でも姿勢を正しくせよっ」なんて言う、夜はしっかり寝てる脳筋騎士に叩き起こされて、過労死寸前か過労死した奴が呪いで顕現したりしている。


 自分の故郷をできるだけ踏み躙ってくれ、再人間化の道はあるから、終わったら戻してやる。



 現在このこの国は大陸で過去最高の版図らしい。やっぱり「天下がワシの肉体を求めている」模様。


 きっと勝利の女神抱いて、ヒーヒー言わせて快楽堕ちさせて「やっぱり〇ンポには勝てなかったよ」と歌わせたようだ。


 通算で七魔将死んだの三人目。魔族の戦闘指揮官半減させてやった。


 次の都市に行って包囲解いて取り返して行くと、四人目に当たるかもしれない。



「ハ~イ、姫様、次の都市取りに行くには自分でヤリますか? 俺がヤリますか?」


「ファッ?」


 やっぱり自分が王女や聖女職カンストしていて、最大の殲滅呪文を覚えさせられている事に気付いていない。


 貴方は前回俺と一緒のパーティー指定されて、包囲していた魔族も、太守派が挙兵したのも討伐した扱いになっていて、寄生行為だがパワーレベリングして、二次職か三次職に変更できるほどレベル上げされている。


「次の職(ジョブ)何に転職します?」


「職を? 変更?」


 やっぱり分かっていない。第二王子と言うか皇帝も、自分がヴァンパイアロードをカンストしているのに暫く気付いていなかったのと同じ。


 それも七魔将の軍隊全部退治したから、結構ハイレベルになっているが、ムッキムキのキンニクが無くなるのが嫌でリッチにはならないそうだ。


 もし天命を受けているなら、悪魔貴族、邪神にもなれる存在。


「貴方は俺と一緒のパーティー扱いだったので、魔族の軍勢を全部倒して、太守が挙兵したのも全員倒したことになってるんです。次は大聖女ですか? それとも聖騎士?」


「だ、大聖女に……」


 レベル上げて行くと、国の城砦丸ごと守れる結界が張れるそうなので、そうしても間違いじゃない。


 街に害を成す思考をしている奴、魔族や魔国の間者だけでなく、人狼でもヴァンパイアでもサッキュバスでも追い払えるか入城させない、入っていると死滅させられるそうだから非常に有効。


 結界が強いと高利貸しや奴隷商人でも追放できるそうだ。


「はいポッチリ」


 これで姫は大聖女に転職した。ギルドとか聖堂に行かなくても、聖女最高レベルまで行ってるので自分で聖堂を主催できる。



「姫様っ、姫様~~~っ!」


 自分の体の変化に気付いた、やかましいのも登場してひと騒動。一般の「戦士」程度のだった奴が、聖騎士か戦闘職の上位になれるんだろう。


「どうしたのです? 騒々しい」


「私のレベルが99にまで上がっていて、転職ツリーに聖騎士や侍大将などが?」


 姫騎士の方も駆け込んで来るかと思ったが、まだ自分の変調に気付いていない模様。


「ええ、わたくしも聖女の最終レベルまで到達していて、先程大聖女へと転職した所です」


 人生楽勝クリアのはずだったが、姫から一般人に落ちて多少ハードモードを経験したので、死者蘇生ぐらい貰えただろうか?


 レベル99まで行ったから、膨大なヒットポイントにストレングス、魔力もたっぷりで信仰心とか敬虔さも上がってるから、次も大聖女だったら神聖騎士とかも目指せる。


「ああ、お前も俺と同じパーティ指定しておいたから、包囲してた魔族全滅させて、挙兵した太守の軍勢も全滅させた扱いになってる」


「ファッ?」


 地道に訓練してレベル上げして、今みたいに経験値倍増アイテム付けられてなかったし、寄生してレベリングとかしたことが無いんだろう。


「もっかい姫騎士の方にも御注進して来い、あいつの方が腰抜かすぞ」


「おっ、おうっ」


 慌ただしく隣の姫騎士の部屋に駆け込んでいった女騎士、暫くすると姫騎士がデカイ声出して騒いでいるのが聞こえた。


 二次職極めてたのには気付かなかった模様。信仰心があったので聖騎士になれる。


 王族なので元から経験値倍増アイテム持ってたが、俺が持ってるの追加したからさらに倍。



 ここらで足場固めたので、次の包囲されてる城砦へと行きたかったのに帝国から召喚状。


 いつも通り「叛逆の疑い」「エルフ王家を乗っ取ろうとしている」「エルフ国で旗揚げして、独立を宣言しようとしている」と毎日百回は讒言してくれる奴らがいて、その決定的な証拠を握っているんだと言う奴が多すぎて、議会に召喚してとっちめてやろうという趣向らしい。


 仕方ないのでエルフ国で飛竜を調達して帰ろうとすると、どうしても帝国から来た飛竜に乗らなければならないんだとか、じゃないと反逆罪で逃亡の恐れがあるそうだ。


 明かに道中で殺そうとして来る奴の飛竜に乗せられた。


 お仲間もこの手の手段で大勢殺されたんだろうなあ、まあ眠れて休めたから希望は叶っただろう。


「発進っ、発進っ!」


 飛んでるから寝たいんだけど、いつものように脳の半分だけ寝て、操縦者に幻覚見せてやると刺し殺す動作をして来て、俺を殺し終わったと確認してから何かホザき始めた。


「全く、上級貴族様に恥をかかせて、そのまま生きていられると思ったか? この私のような熱心な信者もおるのだ、夜間に地下牢で入れ替わって、拷問されたのは影武者の方だ、お前は処刑されて死んだ」


 うん、国家反逆罪確定。皇帝直々に拷問に参加したのに影武者とは、死刑から逃れて勝ったつもりでいる。


 俺のベルトを外す動作をし始めたので、こいつの手荷物を放り投げて落としてやった。


 これで俺が途中で居眠りして落ちた設定になったかな? 俺なら刃物は効かない防御魔法があるし、落とされても浮遊魔法もある。素人かよ、せめて暗殺ギルドに頼め。


 操縦者は派手に手信号を上げて、他の奴らにも仕事が終わったんだと通達した。


「ははっ、案外簡単だったな、救国の英雄になるはずがこの程度の簡単な罠にかかりおって、マヌケめ」


 聖国ぶっ潰して、周辺国もズタボロ、エルフ国も取り戻し始めている。そんな奴がいると出世して困るから殺したようだ。



 途中休憩になったが、大声で自分の手柄を吹聴して、酒飲んで騒いでいた奴ら。


 俺の方はフード被って認識阻害の魔法でも使って、ひたすらモブ1号を演じていた。


 暖かい物も食べたかったので、奴らの給仕の行列にも並んで、操縦者その1にでも見えたのか平然と飯貰って食った。


 毒殺の方が楽だろうに何故そうしなかったのか? 毒の検知魔法通れる高級品使ったらどうにかなったかも知れないのに。


 飛竜では一日の距離だったので王宮到着。王ではなく、まず迎えに来た上級貴族にご挨拶。


 自分こそが七魔将を倒したんだと言い切ったコソ泥だ。


「ははあ、こちらの飛竜に乗せて、道中で刺し殺して上空から落としましてございます。これで報告は眠っていた所で墜落して死んだとでも言っておけば宜しいかと」


 これが皇帝の命令で「うむ」とか言ったら皇帝と殺し合いか、嫌だねえ、キンニク友殺したくねえ。


「よくやった……」


 このおっさんにはわざと認識阻害掛けてやらなかったので、俺と目が合って驚いていた。


「死んでおらぬではないかっ、どうしてここにいるっ? 出会えっ、この者を捕らえよっ」


 そんな事不可能なのも分からないのか? お前が雇っているのは全員雑魚。この程度の魔法で幻覚見せられて騙されて、目の前に俺がいることすら検知できない。


「あ~、皇帝直々に拷問されて死んでるとこまで確認されたんだよなあ、影武者使って逃げれたのかも知れないけど、殺しちゃっていいよなあ」


「げふううっ!」


 周囲の奴ら認識阻害されてるから、ご主人様腹パン食らいまくって血反吐吐いてても、ご褒美貰った幻覚見て笑顔。


「凄い、これだけの金銀財宝が貰えるとは、流石上級貴族様」


 そいつも政変の後で生き残った下級貴族なんだけどな。各戦線の手柄盗み取って、自分の手柄にし続けたから出世しただけの馬鹿。


「はぐううっ、おごおおおっ!」


 肘と膝の関節逆に折り曲げられてても周囲の奴は笑顔。両手の指グチャグチャに圧し折られても、眼球両方抉り出されてても笑顔。


「じゃあ、こいつは貰って行くよ、出仕できる奴は王宮で逢おう」


 腐ったおっさんをアイテムボックスに放り込んで血抜き、本来マウントしてボッコボコにするところだけど、顔認識できなくなると困るのでこのままお持ち帰り。


 証拠品として俺を刺し殺そうとした奴も、苦しめてからアイテムボックスに放り込んで死刑。


 衛兵とか護衛もいたけど、オッサン連れ去られてるのに気付きもしないでご歓談。



 王宮


 吊るし上げ集会にも笑顔で出仕。出席者全員、俺が死んでると情報貰ってるので非常に良い笑顔。


「このように、奴は自責の念から登城前に飛竜から飛び降りて死んだ模様、このような集会の場を作る必要すらありませんでしたな」


「お主ら、マーシを黙らせるために途中で殺したな?」


「滅相もございません、陛下。奴はいつも通り飛行中眠りこけて、自分で転落したとの報告もあります」


「クスクス」


「ヘラヘラ」


「ププーーーッ!」


 皇帝がブチ切れて全員殺す前に登場。


「チ~~~ッス、、マッスルマッスル、陛下。キンニク付いてますか~~? 一食一万五千キロカロリー取れてますか~~?」


「おお、やはり生きておったか」


 当然のように出て行ってやって、陛下に不敬すぎるタメ口。貴族的衣装も着こまないでいつもの作業服と言うか皮鎧や装備付けたまま登場。


 当然のように城の衛兵にも鼻薬効いてるから、俺を見付けたら捕まえるし、皇帝が敵だったらここで戦闘開始なのでフル装備。


「はあ、自分達で用意した飛竜に乗せて、いつも通り途中で殺そうとしてきたので幻覚見せて操って来ました。全員素人過ぎたんで、こんな場合、最低限暗殺ギルドに依頼するか、情報部暗部に依頼させるべきです、すぐに綱領を書き換えましょう」


「うむ、すぐに書き換えを」


 お貴族様全員口を開けてパクパクさせている。死んだはずの人間が出仕してきて驚いているようだ。


「違うのです陛下、報告では確かに……」


「確かに殺したはずだ、と言ったか? お主ら全員処刑」


 他人の手柄盗もうとして失敗したら殺す、そうやって良いように使いきってから、お仲間全員殺されて来たんだ。たまには逆転してお前らが殺される方に回ってもいいよなあ。


「それと、前回七魔将殺した手柄盗んだ奴、夜のうちに地下牢の中で影武者と入れ替わってたそうで、生きてたんで殺してきました」


 アイテムボックス漁って、上級貴族様のオッサンの死体出して閲覧させてやった。


「うむ、よくやってくれた。此度の聖国だけではない、周辺国も人を魔獣にして故郷を踏み潰させたそうな、儂の天下攻略にも大幅に役立ってくれた。エルフ国まで一部取り返してくれて、姫も大いに喜んでいる事であろう。さて此度の褒美は何が欲しい?」


「いえ、いりません。眠らせてくれたらそれで」


 侯爵にして貰って給料出てて、情報部も貰ったので部下全員の給金が俺に出てる。


 分割してやれという事らしいが、現代社会とは給料の制度が違う。


「聞いたか? こう言う無欲な奴じゃ、叛逆とか王国転覆とは無縁の奴じゃ、お主らにも見習ってほしいのう」


 皇帝の闇魔法で床から腕が生えて来て全員バインド。衛兵がやって来て入牢して貰い、これから拷問の開始。


「足に何かっ?」


「ひいっ、腕がああっ」


 多分ありもしない罪まで認めさせられて、数日経つと地下牢で入れ替わる暇もなく、拷問受けてからスピード処刑。


 折角下級貴族から上級貴族に出世したのに、お家お取り潰しで家族も平民落ち。


 前回地下牢で入れ替わられたので、鼻薬が効いた奴も拷問されてから処刑。


 小銭で殺されてたら割が合わないので、今後は多少厳しくなるだろう。


 貴族の言うこと聞かないで、入れ替わりを認めなかったりすると、家族を人質に取られて殺されるので、親孝行な奴とか結婚して子供や嫁がいるようなのは、牢番として採用されなくなった。


 今回も処刑範囲が厳しいので、死体を提出したつもりの実行犯以外にも、金で殺しを請け負って、飛竜まで用意して謀殺しようとした奴らも処刑。貴重な飛竜乗りが何人も吊るされる。


 こんな事ばっかりやってるから、守備隊の兵士が足りない。



 地下牢


 情報部へのリクルートで、一連の死刑決定者の中から、悔い改めている奴を救助してやる。


 半日ぐらい拷問されてるから、貴族でも耐えられずに吐いてしまって「コロシテ…… コロシテ……」の奴が多数な模様。


「どうか、どうかお助け下さいっ、私は銭で恫喝されたのでございますっ」


 まず牢番、貴族の申し出を断るのは死を意味するので、拷問指定をしないで入牢だけしていた奴ら。


 周囲から肉が焼ける匂いやら、上級貴族の悲鳴が聞こえてくるから、恐怖だけはたっぷり味わった事だろう。


「これから、情報部で命を捧げて働ける者だけを牢から出す、志願者はいるか?」


「はいっ、志願しますっ、どうかお助けをっ!」


 早速志願した奴がいた。何処か他国にでも潜入させて、草入りして個人商店でも開かせてやって、定期的に街の情報を提出させたり、アンテナショップでも展開して情報操作か不安定化工作。


 有能な使える奴は出世するが、コミュ障過ぎる奴は絶望的。でも仮面を被って芝居し続けることができる器用な奴もいるので、可能な限り演技させて情報提供者を集める。


 バレて取っ捕まっても「流通関連の情報収集のアンテナショップです、ご迷惑はかけません」とかホザいてたらどうにかなるだろう。


 死刑寸前だったんで、牢から出して貰う条件で救って貰ったとか、記憶消して何のために誰のためにやってるのかも分からないようにして置かないと本人が大変なことになる。



 まあこの辺りの釈放は当然として、隣にいた飛竜の搭乗者の牢は華麗にスルー。


「待ってくれっ、俺達も金で雇われただけだっ、釈放してくれるなら何でもするっ」


「オマエラは特別扱いな。俺のお仲間、貴族に囲いこまれて家族人質にされてるから逃げることもできないでコキ使われて、とうとう使えなくなって廃人になったら殺す。休憩中、俺がいるのに手口を自慢してたよなあ? お前達だけはタップリ拷問喰らってから死ね。拷問官、仕事だぞ」


「へ~い」


 サディストの拷問官は大量に採用した。この世界ではサディストという言葉や概念は存在しないが、人を苦しめて殺すのがダイスキなのは一杯いる。


「嫌だあああっ、拷問だけはっ」


 首輪付けられて全員で地下牢内おさんぽ、拷問部屋に連れ込まれて爪と指の間に串刺されたり、生爪剥がされて指絞め機で指全部潰されて足先からひき肉機に掛けられる。


 この器具全てが全部私物なんだと聞かされて恐れ入った。新たに買い集めたりアイアンメイデンとかファラリスの雄牛だとか造ると大変な予算が必要だが、こいつらの趣味で全部持ってた。


 今は個人で個室与えられて、趣味と実益を兼ねたプレイで私物使ってお楽しみ。


 タップリ楽しんで、お仲間の無念を晴らしてやってくれ。貴族共の屋敷も接収して、牢屋に入れられてる人間兵器も救出しなければならない。


 上級貴族を処刑しまくってた頃にも大量に出て来た。現在社会復帰中と正常な報酬と暖かい寝床を与えて懐柔している所。


 高額報酬に釣られて貴族家に行くと即拘束、平民に高い報酬など払う必要がないと言って牢屋行き。


 今は魔封じの首枷を外してやったから暴れて逃げだしそうだが、信頼関係を構築中だ。


 眠れない奴は眠れるようになるまでリハビリ。出動させて人間兵器や魔法で放つ大砲として扱うのは後日から。


 使えるようになれば絶大な威力を示してくれるだろう。なんせ巨大魔獣でも一撃で殺せるレベルの冒険者で魔法使いなんだから。


 剣や槍でチマチマ戦う奴とは破壊力が違い過ぎる。



 次に俺を陥れようと集まった貴族達だが、こいつらを救う必要はない。ほんの数人巻き込まれて賛同させられたのを情報部で雇って国外に追放。


 家族は平民落ちして俺を恨んでる。貴族の出入り商人程度にしてやったが他国でもお家再興なんかさせない。

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