第11話

「きゃあ!!助けて!」

「蓮実!」

私は逢見さんの下僕の人にわざと襲われている。それを沙耶香が取り、智洋が助けに入る。

元々……

「蓮実。明日逢見さんの下僕が蓮実ことを襲おうとしている。隠し音声からそう聞こえた。」

「まじか〜、あっ!そうだ!」

ぶっちゃけ襲われても回し蹴りだけで全員制圧できるし、新聞紙があればゴキブリを叩くように相手を倒すこともできる。だけどあえて私は

「私が囮になる。それを撮って。証拠提出にもしよう。」

「分かった。」

「蓮実、それいい材料になるけど2人だけで大丈夫?」

と智洋の作業部屋にいた私と智洋の部屋にユッキーが入ってきた。沙耶香はあいにく科捜研の仕事があるらしいのでそれを優先に家を出た。

「クレジットを使われないように止めたし、家に置いてあるのはフェイクにするから……」

「動画も上手く編集できたから明日に備えよう」

「そうだね。智洋いつもありがとう」

「……!いや、お前のためなら喜んでやるから。おやすみ蓮実。」

智洋は私のおでこにキスをすると私は恥ずかしくなり、急いで部屋を出た。















「いっひひ、こいつ襲えばいいんだよな?」

と薄汚い男たちが。智洋が撮り終わったと合図をし、お父さんも警察もいるからOKと頷き私はそこから一気に場面を変え回し蹴りで5人いた男たちをやっつけた。そして警察で話を聞き、

「はぁ、久々にストレス発散できた〜!」

とニコニコした。

「で?結局渋沢さんにお願いされて私を襲えと?」

「そうです……」

「あんたたちバカだね……おかしいと思わなかった?ここで集められて襲えって言われたことも」

「た、たしかに!」

「頭を使えって……」

お父さんも溜息をつきうんざりしている。

「今回のことであなたたちは罪に問われる。だけど刑務所に入るまでの期間









あなたたちも渋沢さんに復讐しない?」

これは提案でもあり、賭けでもあった。

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