1日物語

海の風のような きみ 感じてる

防波堤に立って 髪なびかせて


澄んだあの空に 白い鳥が飛んで

裸足で砂浜かける 波と遊びながら


見上げた 空に飛行機が 雲を描いていた

まっすぐ 走るその雲を

太陽に手を かざして見てた



放課後の学校 坂 自転車で

街並みを抜けたら 海が広がる


白いシャツの襟 水飛沫が飛んで

自販機で買うサイダー しゅわりと弾けてく


海沿い 歩く制服の 少年少女達

道端 笑い合う姿

夕暮れを背に きみが振り向く



夏空 手を振りながら 遠くで呼ぶきみ



電車で 海を見つめてた 窓に映る夕日

日差しが 窓に差し込んで とても綺麗で

きらきら 通り雨が降る 傘もささないまま

ひとりで 帰るフェンス越し 虹を探した

きみを想った 向日葵 胸に抱いて

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