第3話 優しい貴方へ

貴方は優しい。

誰にでも。(笑)


そう。

私は、特別じゃない。


どんなに微笑みを投げても。

貴方は気づかない。


平凡な。

ごく、平凡な。


14歳の片想い。


もどかしい時間が続く。

それでも、私は満足だった。


頑張っている貴方を。

見つめることができたから。


だって。

振り向かれても。


何を話していいか。

全然、思いつかなかったから。


それでいいと。

ずっと想っていたのです。


平凡な。

ごく、平凡な片想い。


結構。

嫌じゃ、無かったのです。

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