第28話

私は元カノと俺しか知らない話を今出来るだけ話した。


「なんで、そんなに知ってるの?」


元カノは悲しそうだった。きっと俺達が隠れて仲良くしていると思って居るんだろう。まぁ実際それもあってるけど


「私は、優なんだよ。」


「??」


ーーーー


誘拐犯は、完全に私達の服を脱がして遊ぶ準備を終えたようだった。


だけど、ここに来る道はしっかりと見てある。


もう準備は整って居るあとは時間を稼ぐこと


「そんなことあるわけ」


「だから、前も妹を助けられたんだ。私を俺を信じろ。もう裏切らないなら」


その一言を言うと元カノは不本意だか分かったような顔をする。


私は誘拐犯に囮になるように言う。


ーーー

元カノ視点


本当なんだよね、本当なんだよね。雪


【どっちみち、元カノが囮になってももし俺の話が嘘なら両方助からない。元カノの囮が持つとは思えない】


お願い、助けて優


私はまだ半身半疑だけど、今目の前にいる友達の姿をした優の無事と、


彼氏だった優に助けを祈った。

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