第20話

あれから、花は目覚めていない。そして、冬とは別れることになった。振ったのは俺からだ。


今日は卒業式だった。だが当然俺は参加しなかった。


祖父母には心配されたが、理由が理由だったから仕方ないと言って貰った。


インターホンがなる。だが、俺は出ない。


祖父が俺に誰だったのか伝えて貰うと、花と仲の良い友達だった人だ。


その子は高校は来てねと俺にわざわざ言いに来てくれたらしい。


確かに俺と一緒の高校だけど、でも全然仲良くなかったし、俺のこと嫌ってた筈。


一応、同じ学校だからと軽い礼儀のようなものだろう。


俺も流石に高校は行こうと思う。祖父母に迷惑になるし、


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次回 ある人の夢の中視点 そのあと高校編予定


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