真実のカルテット

桜最中

完成された思考

「やめろ俺が悪かった。だから許し・・・」

ドン

鈍い音とともにその男の意識は消え去った。

とある河川敷のことである。




「昨夜未明、鈍器で殴られたような後のある男性を見つけました。」

「そうか、報告ご苦労だった。他に分かったことはあるか。」

「特にわかりません、やはりやつを出した方がいいのではないですか。」

「まだ一般人に手伝わせる訳にはいかないのだよ。」

「しかし、やつがいなければこの事件絶対に迷宮入りですよ。」

「とくにこの事件は難解だ。だからこそ我々が解決しなければ、世に無能だと知らしめている見たいじゃないか。しかも、一般人に世に出されたら、たまったもんじゃない。」

「そんなこと気にしてたら、世の中に悪人を放し飼いにしてる状態です。」

「仕方ない。猶予を設けよう。4日だ。4日以内に解決出来なければ、やつらを雇おう。」

「ほら、いったいった。さっさと推理しろ。」

頭に傷がある。また回りに血がない、運ばれてきたのか。はたまた証拠隠滅か。鈍器も見つかってない。もって帰ったのだろうか。通報は近くの川釣りの人。死亡推定時刻、0時程度回りに落ちているのは、肉の骨と、備長炭の高いやつ。事件解決後持ってかえろかな。他には焼き肉のタレ、保冷剤以上だな。

「この中に鈍器となりそうなのはないな。駄目だこのままでは4日何てすぐだぞ。」

数日後

(上記のことを説明しました。)

「なるほど。時間がたちすぎている。もっと早く、頼ってくれよ。」

「落ちていたものから推測するに、全てが凶器、特に鈍器になり得ないと考えるだろうな。ただし。」

「ただし、なんだ。」

「ただし、凍らせた肉は凶器になり得る、だな。」

「ここでは気にしなくてもいいのではないか。」

「そうか、殴られたような傷以外には傷はあったのか。」

「ああ特になかった、火傷は無かったから炭は使ってないだろう。」

「分かった。他には。」

「一番の問題は犯人だ。」

「そうか、完全犯罪を求めていたが、俺達にとってこいつの手法はよく有ることなんだよな。」

「そうだな。北の方だと、タオル回して凍らせたやつで、事件起こすのはよくあるもんな。」

「その時は、お湯で溶かしたらしいな。だから肉を焼いて食ったんじゃないか。」

「確かにそれなら話がつくだろう。犯人のことならここのキャンプ場のオーナーに聞いてみればいいのではないだろうか。」

「それもそうだな。」

「オーナーさん、ここに来たひとの履歴はありますか。」

「ああ、履歴は無いけど予約一覧はあるよ。」

「こういったものなのですが、ここで事件が起きたときの、ことを知りたくて。」

「分かったそこで待っとれ。」

「分かりました。」

「あったぞ、これだ。その日は5日前だから。ここら辺だな」

「分かりましたありがとうございます。これで調査がはかどります。ご協力感謝します。」

「協力出来たこと、光栄に思うぞ。」




「調査の結果が出ました。」

「ご苦労だった。やはりお前もやつらの協力があれば化けるな。」

「ありがとうございます。まだ事件は解決してないですが、これでだいぶ進みました。」




「調査の結果から犯人のが分かった。犯人と被害者の関係は、夫婦だ。旦那のほうが、浮気をしていたらしく、それで恨みがたまったため反抗に及んだと見られている。」

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