メテオブレイカー

ラグランジュ

第1話 レイヴァス

 すぐに扉を開け!急げ!

王国守衛騎士隊長の団長の声が響く。

英雄たちの凱旋だ。この国は大規模の騎士で編成され常に守られている。周辺の国々からの侵略に対抗するための方法だ。


 【うわ〜かっこいい!】

子供達からの完成が上がった。今回は特に戦闘は無かったらしい。血気盛んな騎士達は不満だ。

戦いが全ての彼らはストレスがたまっている。


 【握手して!】

一人の子供が近づく…騎士の隊列に。


 【さわるな、ガキが!!】

子供の手を振り払い、その衝撃で子供が飛ばされた。泣かないで頑張ってる…


 【すみません。申し訳ございません】

子供の両親が土下座して謝ってる。


 【しつけくらいしっかりしておけ!】

一人の騎士が剣を振りかざす。誰も見て見ぬふりだ。ここでは騎士が絶対権限を持つ。


 【あの子、可哀想に…両親も…】

そんな声が囁かれた…剣を振りかざして、

両親は子供を抱きかかえ、諦めの様子…


 その時だ、ほんの数秒…騎士の剣は弾かれた。

何が起きたのか、誰も解らない…見えない…

と、いうよりも、その速度は目では追うことは…

騎士はぽかんと…何が起きたのか解らない。


 【あーあ、この程度か。最強の騎士さんは】

剣を飛ばされた騎士は、周囲を見回し、


 【誰だ!出てこい!この臆病者】

大声で叫ぶと、近くにいた騎士の剣を奪った。


 【何回やっても同じだ。雑魚は雑魚だ!】

旅人のような男が、雑魚と呼んだ騎士の前に立ちはだかった。


 【貴様!どうやらここのルールを知らないらしいな!教えてやろう。とは言っても覚える必要ないがな、どうせ、お前は…うっ、ガフッ!】


 【あのな〜、騎士さんよ!敵を目の前におしゃべりかい?お暇なんですねー、お疲れさん】


 あっという間に倒された。それを見ていた他の騎士たちが、全員で、十数名はいるだろう…

その旅人に向かって容赦なく剣を…


 【こういう旅人が治安を乱す!見せしめにしないとならないな。あっ、こいつは…!】


 全員の攻撃をかわすと、あっと言う間に、

子供のところへ、そして、


 【坊や、良かったね。こんな雑魚たちと握手なんてしないで、手が汚れちゃうからね】


 もう騎士たちの怒りが最大に!われが先にと旅人に

剣を振りかざす。その瞬間、騎士たちの動きが止まる。騎士たちのみだ。その他の人々は訳が解らず。


 【レイヴァス、また遊んでるのか!】

旅人らしい、もう一人が現れて、動かない騎士の

間を歩いてきて、レイヴァスと呼ばれる旅人に、


 【ここではないな、無駄足だった】

そう言うと、町の門を開けて、大声で、


 【町の皆さん、無理することないですよー、どうぞご自由にお逃げください。他の騎士たちも暫く動けませんからねー、レイヴァス、次だ!急げ!】





 

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