真夜中のチークダンス

しおとれもん

第1話 女子高生とチークダンスを

昭和61年夏ディスコ「マハラジャ」

 友人達と夜遅く入った店はディスコタイムからチークタイムへ移行していたので、思い思いにパートナーを見つけ、二人の世界に浸っていた。

俺は相手が無く一人、自分のテーブルに座りドリンクを傾けていた。


 「一緒に踊って下さる?」


右手を差し伸べながら前髪を垂らした小柄なポニーテールが眼の前に立っていた。

 

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