第5話 歩き方

歩き方にも個性がある。

大股。

内股。

弾むように。

頭の高さがほぼ変わらず。

外側に体重をかけて。

…などなど。

友人を見ると、左腕だけ振って歩いている。

指摘すると、

「右で荷物を持つことが多いからかな」

と笑って直した。

途端、右手が重くなった。

まるで子供が握っているように。















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職場で上司に「基維さんって右手は振らずに歩くんやなあ」と言われてびっくりしたエピソードから思いつきました(*´∀`*)

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