39.第3日 仁寺洞(北村ソンマンドゥ)

 さて、『仁寺洞インサドンマル』の前のチヂミ屋さんで、おいしいチヂミを堪能したボクたちは、再び、メインストリートに戻りました。


 いよいよ、午後からの仁寺洞インサドン探訪のスタートです。


 しかし、アホバカ妻は首をかしげていました。


 というのも、探している建物がなかなか見つからないのです。


 アホバカ妻が以前、韓国語学校の旅行で仁寺洞インサドンを訪問したことはすでに述べました。そのとき、一緒に行った女性の皆さんが、「仁寺洞インサドンでヤツメウナギの革でできた財布を購入する」というので、アホバカ妻も買い物に同行したらしいのですが・・・その買い物で行った建物が大変面白かったと言うのです。


 それで、その建物にもう一度行ってみたくなったのですが・・・しかし、名前や場所をまったく覚えておらず、アホバカ妻は仁寺洞インサドンを歩きながら、さかんにその建物を探していたというわけです。


 それで、午後からは、ボクも一緒にその建物を探すことにしました。といっても、何のあてもないわけですから、とにかく二人で歩き回るしか方法はないのですが(笑)・・・


 そうして歩いていると・・・アホバカ妻が探している建物ではないのですが・・・横丁に面白いお店を見つけました。


 ここで、今日の近況ノートをご覧ください。URLはこちらです。

 https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817330664549750486


 ②番の写真が、その横丁を撮ったものです。横丁の奥を三人のお姉さまが歩いていますが、そのさらに奥に赤い看板が見えていますね(黄色の矢印です)。それが、②番の写真の右下に黄色い四角で囲った『刀剣』という看板です。


 仁寺洞インサドンには、いろいろなユニークなお店がありますが、ここもその一つです。この看板の建物の地下が刃物類のギャラリーになっていて、『ナイフギャラリー』と呼ばれているのです。


 ここで、①番の写真をご覧ください。いつもの仁寺洞インサドンの地図ですね。で、黄色の丸がこの『ナイフギャラリー』の位置です。メインストリートのちょうど真ん中ですね。


 仁寺洞インサドンにはこういった面白いお店がたくさんあり、一つ一つ見ていくと、時間がいくらあっても足りません。ボクたちは、今回『ナイフギャラリー』の近くまで行っただけでしたが、次回はゆっくりと訪問してみたいと思います。


 その代わり、『ナイフギャラリー』に関するインターネットの記事をここにご紹介しておきますね(笑)。


『絵画や陶磁器、骨董品が並ぶ都心にある仁寺洞(インサドン)のメインストリートからわき道に少しそれたビル地下にある「ナイフギャラリー」。韓国はもとより、世界中の刀やナイフ、サーベルなど『刃』がついたものは何でも揃っており、韓国伝統の銀粧刀(ウンジャンド)と呼ばれる腰差しを始め、サバイバルやアーミー、カスタム、ファクトリーなどのナイフや家庭で使われる包丁まで、世界中の名品が5,000点以上も所狭しと飾られています。これらはオーナーが30年に渡って世界20ヶ国以上で買い集めた品で、国内最大規模の「ナイフギャラリー」です。』


『韓国唯一、そして世界最大級である仁寺洞のナイフギャラリーには、韓国の伝統ナイフをはじめ、日本刀、中国刀、装飾剣そして世界有名職人のナイフ、映画に使われたナイフなど、約6,000点のナイフが展示されています。作品としてのナイフや実用剣、生活道具型ナイフを販売しており、オーダーメイドのナイフを購入すると、全制作過程を見ることができます。』


 さて、ボクたちは引き続き『アホバカ妻が行った建物』を探してメインストリートを歩きました・・・


 ・・・でも、やっぱり見つかりません。


 そんなとき、素敵な麦わら帽子をかぶった美人お姉さまが、ボクの前に立ったので、思わずパチリ・・・それが③番の写真です。実はこのとき、ボクはまったく気がつかなかったのですが・・・この写真には『アホバカ妻が行った建物』に関する『重要なもの』が写っていたのです。でも、それは後で・・・(笑)。


 さて、ボクたちが、「次はどこに行こうか?」とメインストリートの真ん中で立ち止まっていると・・・韓国の美人お姉さまが、オトコとカップルになって・・・眼の前の横丁に入っていくのが見えました。それが、④番の黄色の矢印です。


 で、ボクたちも何気なく、カップルの後を追うようにして、その横丁に入って行ったのです。


 ⑤番の写真がその横丁です。①番の地図では赤い楕円の位置です。


 横丁に入って奥を見ると、さっきのカップルが、赤い看板のお店の前で立ち止まっています(⑤番の写真の黄色の矢印)。で、ボクたちが横丁をさらに奥へ進むと・・・なんと、そのカップルが戻ってきて、ボクたちと入れ替わりに横丁を出て行ってしまったのです。


 えっ、どうして?・・・


 ボクたちはとにかく、その赤い看板のお店の前まで行ってみました。それが⑥番の写真です。お店の前の赤い看板には、女性の顔のイラストと一緒に、日本語で「やさしいヒュンザさん」と書かれていました(黄色の矢印)。


 で、お店の中を撮ったのが⑦番の写真です。なんと、狭い店内は、超満員の盛況です。それも、お客は圧倒的に若い人が多いですね。


 これで、さっきのカップルが引き返した理由が分かりました。満席でお店に入れなかったのですね。


 しかし、すごい人気店です。横丁のこんなところに、こんな人気店があるなんて・・・アホバカ夫婦は、お店の前で思わず立ちすくんでしまいました(笑)。。


 実は、ボクたちは何も知らなかったのですが・・・ここは『北村プッチョンソンマンドゥ』というお店で、仁寺洞インサドンの超人気店の一つだったのです。これ、日本に帰ってから、ネットで調べて分かりました💦


 で、『北村プッチョンソンマンドゥ』のインターネットの引用です。


『「北村(プッチョン)ソンマンドゥ」は、北朝鮮・咸鏡南道(ハムギョンナムド)の郷土料理、李氏餃子の専門店。以北(イブッ、現在の北朝鮮)出身の初代オーナーが店を始め、現在まで親子3代でその味を受け継いできました。仁寺洞(インサドン)本店は、地下鉄3号線安国(アングッ)駅近く、ショッピングモール「サムジキル」のすぐ隣の路地にあります。揚げ餃子と蒸し餃子、皮なし餃子の3種を味わえる餃子の盛り合わせ(モドゥムマンドゥ)と海老と餃子のタネを皮で包んで蒸し上げた海老餃子(セウマンドゥ)がおすすめです。』


 ⑧番がお店の前の看板にあったメニューの一部です。


 ⑧番の写真の左が、ネットの記事にある『盛り合わせ餃子』(9,000ウォン=900円)、右が『盛り合わせ餃子大盛り』(13,000ウォン=1,300円)です。おいしそうですねえ。


 こうして、ボクたちは、偶然に超人気店の前に来ることができたわけですが・・・しかし、何も知らないというのは、恐ろしいですね(笑)。。。


 さて、せっかく入った横丁ですので、ボクたちはさらに先に進んでみました。


 すると・・・とっても素敵な空間が現れました。(次回をお楽しみに)

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