星の創り出す幻想と、エトワールという奇跡の存在と。

今日でちょうど8月が終わります。
夏の夜の思い出にぴったりな物語でした。
素敵な星空を見上げて、大切な友達を、いなくなった大切な人を思い出す瞬間が誰しもあるのだと思います。
人は独りで生まれ、独りでこの世を去ります。
ずっと一緒だと思っていてもいつかは離れてしまう手。
でも、最後の瞬間まで一緒にいられたことは彼らにとって誇りであり、最高の思い出ではないでしょうか。
星の人、エトワールは願いを結ぶためにやってきました、奇跡を叶えるためにやってきました。
少し感傷的な気持ちになりながら読み終えたとき、窓辺で星空を眺めてみてください。
流れ星がそっと流れるかもしれません。

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