散らぬ花より、今咲き誇れ

『嫁』が書けません。

「あまあま セカンドライフ」のことです。





 理由は、分かっています。


(ここでは、割愛)








 

 応募要項を読む度に、

「無理……」って落ちこむのです。


 そんなの、書けない……



 ハッピーエンドの、その続き。

 わたしは、いつも考えていました。

 そんな変わった子どもでした。


 そして、

 いつも、

 そのシアワセは永遠には続かない、という結論に至るのです。



 シアワセの絶頂で終わる物語。

 それは、素晴らしいことです。

 甘い余韻が幸福感に浸らせます。



 けれども、

 その後に続く生活の、毎日が甘々あまあまであるなんて!

 そんな理想、夢物語、

 実際にはあり得ない! って、思えてしまうのです。


 だから。








 書こうとしました。

 組み立てた物語の、

 どこかいびつ

 苦しさを閉じ込めて。



 もし、間に合ったなら、

 記念に出してみようかしら。



 甘くて ふわふわ の、影に

 悲しみを封じ込め。



 ハッピーエンドの、その続き。

 それは、日常。

 それは、生活。

 それは、束縛?


 拘束から抜け出して、

 シアワセは手放すの?



 あぁ……

 誰か、甘い 甘い 夢を ください。



















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