リア充撲滅委員会〜非リアにも夢をくれ!〜

あーる

第1話 リア充撲滅委員会

今日は、みんな大好きバレンタインの当日である。


「田中よ、今日はバレンタインというものらしいぞ」



「ふむふむ。けしからん日ですね。」



「何個もらえるか競うか???」



「お前w負け試合に突っ込んでくるとはw」


何だコイツキモッ!


そう思いながら、いつもの学校を歩いている時


ドンッ!


「キャッ!」


「あ、あぁすみません。」


こ、これってもしかしてバレンタインデーのロマンティック効果!?


「た、立てますか?」


手を差し伸べながら、完璧なドヤ顔でそういった。


「うわ、ガチで無理」



「安藤、ザマァww」


コレが僕、安藤健太である。


「この世まじでクソだわ」


「お前が変なロマンティックを期待するのが悪いんだよな」


「おーい!!!健太〜」


遠くからアホ毛でメガネの佐藤優希が走ってきた。


「お、おはよぉ」


そうして、三人で学校に行くそれが俺らの日常である。


しかし!!!!!今日は、バレンタインデーなのである!!


「おう!みんなおはよう!」


クラスの陽キャの上杉は、入った瞬間に俺たちみたいなモブにも挨拶をしてくれる。

コイツは、なんこ貰うんだろうか、そう考えて教室に入ると



「「けんた〜!」」



「俺を呼ぶ声!?」


僕は、目を閉じ一目散に向かった


そこにいたのは、もちろんぺっぴんさん、、、



幼馴染でした、、、



「何だお前らかよ」


美女とのイチャイチャを期待してた俺にとっては、多くの損失である。



「ちっ!そんなこと言うならあげねーぞ!」



「まぁまぁ、落ち着きましょうよ。どうせ、あなたも、そんなにあげるほど親しいひといないんですし」



「あ?言いやがったな!!!!」


今佐藤が止め(?)に入ったクソ女が俺(俺たち)の幼馴染である斉藤優香である。

後もう1人


「もう!優香も優希も健太も!いい加減にしないとチョコあげないよ!」


こいつである。コイツの名前は前田ゆかり。

顔はよし!運動神経良し!女子力よし!なのだが、馬鹿で無駄に正義感が強いせいで、彼氏ができたことがないらしい。


そんな解説をしている時、教室のドアが開くおとがした。


「優希くん?いる?」


「えっ、僕ですか???」


「「「「は?」」」」


僕たち4人は、美少女に呼ばれた佐藤をみて口を開けながら立ちつくしてしまった。


「ま、まぁバレンタインじゃないって言う可能性も」


「た、確かにな」


ここで田中が焦りながら俺のフォローをする


「いや、あいつはないだろ」



「私も同感」


た、確かに佐藤は見た目の割にしっかりと言うからな。


そうして、佐藤が起こしてきたイヤイヤヨーエピソードが始まった。


その時であった。


「あいつがさぁ」


斉藤が話している時、急にドアが開けられる音がした。


そこには、佐藤がいた。奴は顔を真っ赤にしてニヤニヤしながらこっちに近づいてきた。



「これ、、、」


そうして佐藤は、手に持ったチョコ(ハート型!?)を差し出した。


「僕、一組の市川さんとお付き合いすることになっちゃった!」


「しね」


「しね」


「しね」


「しね」


そうして僕らは無理矢理、佐藤を教室から追い出した。

そして、今まで会った幼馴染のLINEグループ「いつメン」を削除し、佐藤に先を越されたいらだちと嫉妬から残った4人のグループ「リア充撲滅委員会」を作った。









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