第14話 悪夢を見る

 今朝、僕はビールを盛大に飲む夢を見ました。


 つまみは肉のような物を食べていました。夢を見ながら僕は今断酒している事に気付きました。これが夢なら醒めて欲しいと考えた時に目が覚めました。


 僕は時々お酒を飲む夢を見るのですが、僕の脳がお酒を飲みたいと信号を発しているのでしょう。


 それと同じくらいギャンブルをしている夢もよく見ます。


 ほとんどがパチンコかパチスロです。夢の中での僕は百戦錬磨で負けた記憶が無いほど大勝しています。夢に出てくるくらいなので、僕は相当パチが打ちたいのだと思います。


 しかし僕はパチを打ちません。パチとはイカさまをしない限り、絶対勝てない仕組みになっているのです。パチは遊戯ではありません。ギャンブルなのです。


 お話をお酒に戻しましょう。


 夢の中での僕はビールを飲むとビールの味がします。日本酒だと日本酒の味がします。今まで散々お酒を飲み続けていたので、きっと脳が味を覚えていて、寝ていてもお酒の味を再現できるのだと考えています。


 僕にとってお酒やギャンブルの夢は悪夢でしかありません。


 お酒を飲む夢を見る度に、僕はやはりアルコール依存症なのだと思い知らされるのでした。断酒は確かにつらいのですが、再飲酒する事のデメリットを考えると飲む気になれないのです。


 そして僕は少しずつ断酒に馴れていくのでしょう。夢の中で大酒を飲んでしまいましたが、リアルの僕は断酒を継続していきます。近い将来、僕が断酒した事が正解だったと思えるように生活していく事にします。


 それではまたお逢いしましょう。

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