第4話
「そういえば君名前は??」
「名前ですか・・・あれ・・・あれ・・・あれ?」
そのままマッチ売りの少女は頭を抱えて泣き崩れている。
「思い出せない!思い出せないよ」
もしかして、絵本から出た影響なのかも
「大丈夫、とりあえず名前俺が付けようか」
「えっ・・・その」
「これから一緒に生活するなら、名前は大事だからね」
「・・・そうですね。」
「とりあえず俺の苗字(物語)から取って、マッチ、マッチ売り、ずきん・・・いや、そんなことより可愛い名前だな。」
「花」
「花ですか?」
「そう、綺麗な花ように可愛いから、」
「可愛いなんて、言われたことないです。」
可愛い。清純とプリンセスの憧れ的なエモさもあり、とにかく可愛い。
「君の名前は、物語 花 」
「・・・物語 花 ・・・分かりました!!」
どうやら、気に入ってくれたようだ。
「俺は物語 普 よろしくな」
「はい、よろしくお願いします、物語 普さん」
ーーーーーーーーー
そして、外に出ることにした。
「靴ってこんなに良いんですね!!」
やばい、涙が、
作中は最後に靴が脱げて
「そういえば、倒れる前に靴投げたりした??」
「・・・はい」
預言者が言うには、この子はそのあと死んでる筈だったからな、
「じゃあ、行こうか」
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