第24話 しつもん!②

「『好きな食べ物は何?』…うーん…卵焼きかな?醤油多めに入れたやつ好き」


《俺は焼肉》

《俺は寿司》

《聞いてねぇよww》

《卵焼きが一番はかわいい》

《なんでも可愛いじゃんよ。実際そうなんだが》


 配信を始めて、質問コーナーを始めて30分が経った。初めの、ものすごい盛り上がりは落ち着いてる。


《世界最強ダンジョンの最下層とは思えない光景》

《出てくるモンスター全部Sランク以上なのに、それを瞬殺するナナちゃん》

不形定まらぬカタチってスキル一つしか覚えないのに、なんで魔法が使えるんですか?》

《恋人っていますか?もしくはいましたか?》

《恋人ニキ諦め悪くて草》

《この筆問100回超えてんじゃね?》


「『なんで魔法が使ええるのか』…おーいい質問!」


《確かに》

《そう言えばそうじゃん》

《そうなの?》

《本体性能が雑魚なうえにスキルが一つしか覚えられないから最弱って言われてるんだよな》

《言われて確かに気になる》

《魔法とスキルってどんな関係があるん?》


 うん、私も普通に忘れてた!そう言えばそうだったね!


「そうだね、分かんない人もいるし、もしかしたら間違った知識の人もいるかもしれないから魔法について説明からするか」


《お、優しいな》

《ありがとうございます!》

《情弱を捨て置かないとは…》

《意外と少ないよな魔法について詳しいやつ》


「まず、一般に言われてる魔法使いって魔法系スキルを主に使ってる人のことを言うんだ。魔法系スキルってのは、みんな知ってる属性魔法のこと。例えば《火属性魔法》とか、《水属性魔法》とかね。で、まあスキルって進化するんだけど、魔法なら《火属性魔法》から《火炎属性魔法》、《水属性魔法》から《氷属性魔法》ってなる。簡単に言ったら上位互換になるんだよね」


《そうなんだ》

《進化だったんかあれ》

《よし、知識あってたな!》

《信頼すごいな》

《じゃあ無属性魔法ってどうなるんや?》

《属性魔法…んーロマンがありますねぇ》


 鋭い人いるね。


「何個か聞かれてる《無属性魔法》は、属性魔法じゃない魔法、つまり魔力そのままで使ってる魔法のことだね。身体強化も実は無属性魔法なんだ」


《まじで!?》

《おら知らんうちに魔法使いなってただ…》

《身体強化が無属性魔法なら、なんでスキルとして身体強化があるの?》


 うん、同接五十万人もいたら、そりゃあ鋭い質問も出るよね。


「そもそも《無属性魔法》って魔力をそのまま使ったものの総称なんだよね。分類って言った方が早いのかな?《身体強化》は元々別のスキルで、他に二つ魔力をそのまま使うスキルを獲得したら《無属性魔法》って纏められるんだよね。《身体強化》はダンジョンに潜ってたら個人差はあれどすぐに獲得できる基本系スキルだから、『実質でもいいから魔法を使いたい!』って人は無理のないギリギリまで潜ることをお勧めするよ!身体強化を持ってる人は、身体強化をした時に体から力を放つイメージをしたら《魔弾》と《魔砲》を獲得することができるよ。まあ、すぐ獲得できるわけじゃないから根気があるけどね」



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5000pv超えてからそこそこ経ち、遅くなりましたがいつもありがとうございます!

今回は長々と説明する、いわゆる説明回と言うやつでしたが、次と、多分その次もそうなると思います。

四苦八苦しながら書いておりますので誤字脱字等ありましたら教えてください。

最後に、もしもおもしろい!と思ってもらえたなら、♡、☆、フォローをお願いします!

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