Day5 蛍

 太陽の下で鳴く蝉と、夜闇の下でひっそり光る蛍。

 力強い蝉の声と、儚い蛍の光。

 真夏のエネルギーを体現しているような蝉。

 初夏の切なさを感じさせる蛍。


 人が思う、勝手なイメージ。

 当事者である彼らはどう思っているのだろう。

 ふとそんな疑問が脳裏をよぎったりするけれど、人間の思惑なんて、彼らにとってはきっとどうでもいいことだ。


 雨の季節がはじまっている。

 今度の休みには、蛍を見に行こうか。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る