かくれんぼ

 廃墟で、かくれんぼをしていた子供が消えた。

 親は探索を始めた。

 やがて、親は地下室の扉を見つける。

 そこで子供は、かくれんぼを続けるように顔を覆っていた。

「暗くて怖いよ」

 親は顔を覆って怖がる子なだめる。

「大丈夫よ」

 子供が顔を上げると、眼球は無く空洞になっていた。

「どこ。何も見えないよ」

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