モンブラン 俺あれ好きだ モランボン おバカなあなた 好きだった ああ

モンブラン

俺あれ好きだ

モランボン

おバカなあなた

好きだった ああ







 モンブランにも流行りすたりがあるようで。


 昔ながらの黄色い子。栗の甘露煮と芋の裏漉しでできています。クリームは、カスタードや生クリーム。ふわっとしたスポンジ生地と合わせています。若過ぎない方々には根強い人気。なぜなら生地がかさばるのでボリュームあるように見えても、胃もたれ率少なめだからだと、私は思います。

 

 ヨーロッパの渋皮煮使用モンブラン。老舗フランス・サロン・ド・テのが一世風靡しました。

 このスタイルを参考にする店が増え。こいつが案外ヤバい。美味しいのもあるのだが、地雷も多い。生地というか、下に敷かれたるは、虫歯に染み入る焼きメレンゲ。三角お山の土台はたっぷりただの生クリーム。渋皮煮は、プロが食べたらすぐわかる激甘い各種の輸入品◯◯社の缶詰。ラム酒ガン効きも存在する。ノックアウトする若くない人々続出。

 この手は日本人の舌と胃に馴染みがないのだ。すごく甘い菓子は、例えば羊羹を薄切りにしてお茶でちょいといただく国民性。

 胃袋にて油分糖分ドカンと打ち上げられし尺玉花火を、愛でられるのは少数の選ばれた者だけだ。まあ、羊羹のように、自宅で小さく切って、誰かとや、数日に分けて(メレンゲ溶けるが)食べれば良いのだけれど。ショートケーキ文化のせいか洋菓子に羊羹的小分け食し方を取り入れる発想もまたない。

 一部のファンを掴みつつ、某老舗は撤退されました。


 そして現れた新勢力。和栗のモンブラン。ちょっとお値段お高め、糖分控えめ。カフェ併用の店舗も含め、「魅せる」をテーマに展開するものもあるようだ。

 こちらは現在進行形。ご自身の目と舌でいろいろお確かめ堪能下さいませ。




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