世界渡る次元の竜の双子の物語

@Yurigasukinanodasu

プロローグ

とある世界。

深い森の中。突然空間が歪み、何者かが姿を現す。それは─2匹のドラゴン。

4つの強靱な四肢を地にたて、背には雄大な翼を持つ、ドラゴンだった。

片方は純白の、片方は純黒の鱗に覆われおり瞳の色は同じ黄金だった。

2匹が光に包まれる。

すると、そこには2人の少女がいた。

1人は純白の髪、1人は純黒の髪。2人とも肌は白く、黄金の瞳をしている。

まさしく、先ほどのドラゴン達が人になった姿だった。

純黒の少女が口を開く。

「さてさて。ここはどんな世界かな？」

純白の少女は笑って返す。

「面白い世界だといいよね」

そして、2人は顔に笑みを浮かべて。

互いに見つめあい、言った。

「「引っ掻き回してやろうか」」

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