募金というテーマも、主人公の心の動かし方もよい。

募金というテーマを選ぶこと事態なかなかいいことだと思う。偽善批判というものが社会問題として捉えていいほど厳しい今の時代の中、主人公と同じ考えを持つ人は多いと思う。それをすんなりと理解する客側も、何だかしっくりくるところがある。

こことなると自分の感性の話だが、主人公はこれから会うこともない第三者により大切なことを教わり、人生の中の一つの変化が生み出された。

これは読者であるぼくたちにも言えるのではないだろうか。会うことはないこのコンビニ店員の主人公に、大切なことを教えてもらえた人も多いだろう。

小説家を目指している人としてしっくりとまとまられた物語をかけることは羨ましい。