第2話  友達ってなんだっけ?

 私は、この現状を学生時代の友達のほのかちゃんに相談した。

 話を聞いて欲しかっただけ。

 なのに、ほのかちゃんは、面倒臭そうに電話口で言った。


「だから、何?忙しいんだけど」


 聞いてくれようともしない……


 待って!!私、ほのかちゃんが、すごく悩んでいた時にお話聞いてあげたよね?

 アルバイトよりも優先したときもあったのに……


 カウンセリングの先生に相談したら、人を求めてはいけませんて言われた。


 私は、人に求めすぎていたことに初めて気がついた。


 やってあげたら、やってくれるものだと思ってた。


 でも、違うんだ……

 じゃあ、友達ってなあに!?


 私は、ほのかちゃんの他に連絡の取れる友達がいなくて、あの件以来ほのかちゃんにも連絡が取りづらくなってしまった。


 この頃には、亮ちゃんとの会話も少なくなっていた。

 亮ちゃんは、配属先が変わって早く出勤するようになっていたし、私は、薬でボーッとしていて朝が起きれない。


 なにも言わずに出ていくのをベッドの中から寝たふりして見送る私。

 お金も取り上げられて、車も取り上げられた。

 車については、また書くとしてその頃の私は、ボロボロだったと思う。

 亮ちゃんとも話さない、一日中寝室にこもってマンガか、ライトノベルを読んでるだけ。

 これは悪い事!?

 お金を取り上げられてたから、何処にも何にも買えない。

 でね、亮ちゃんは、大きなお金から崩していく癖があるの。

 しかも、鞄に小銭を入れっぱなしにしてある。

 だから、亮ちゃんの使ってない鞄を漁って五百円程度見つけて、大好きなモーニングを食べに行くのが一番の息抜きね。

 でも、薬が強くなって朝が起きれなくなって、それもだんだん難しくなってきた。

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