第36話 舞台挨拶でやってくれたのよねぇ……♡
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しばらくの間拍手が鳴り止まなかった。
そこで再び司会者が登場して、
「どうでしたかー?」
「「「「「ビックリシター!」」」」」
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「それでは再びキャストのみなさんに登壇して頂きましょう!」
武将ファイブのOP曲が流れる中、五人と後ろから劇中のコンビニの制服を着たバネ太が現れた。
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「何っ? バネ太トイレじゃなかったの? ピピピピー♪」
※※※ここから書き方変わります※※※
司「アレ? ……一人コンビニの店員さんが紛れ込んでますけど?」
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司「それでは店員さん、ご挨拶をどうぞ!」
バネ太立ち上がり深々とお辞儀をして、
バ「『いらっしゃーせー! アナタのハート、あっためますか?』」
キャーッ♡
バネ太ーッ!! パチパチパチパチ👏
バ「『アナタとコンビニなりたいな♡』オオタニゴールド、翔平役の赤羽亮太です! 本日は先行上映にお越し頂きありがとうございましたー!」
ピピピピー♪ ピピピピー♪
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蓮「お前、まだそのクソみたいな挨拶やってんのかよ! てかその制服どーした?」
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バ「袖でスタッフさんに無理矢理着させられたんだよっ!」
アハハハ ハハハハ ピピピピー♪
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司「ハイ、今回赤羽さんは『追加戦士』って事で重要な役割だったんですが、演じられるにあたってどんな事をお考えでしたか?」
バ「そーですねぇ、……実は俺、オーディションでレッドを受けて、そこの最優秀主演賞様に負けて落ちたんです」
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バ「正直イケるかなって思ってたんで、結構落ち込んでたんですよ、そしたらウチのコンビニに浮間監督がやって来て……」
コンビニドコー? イキターイ♡
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あっ、あの時だったんだ! ……だからバネ太あの後あんなに……♡
バ「『実はこの作品の主役は追加戦士なんだ! 赤羽君、オオタニゴールド、やってくれないか?』って言われて……」
司「……言われて?」
バ「『武将じゃないんかーい!』って言っちゃいました」
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ブショーチャウヤン! ピピピピー♪
バ「でも、オレの声が戻って監督に恩返ししたかったんでホント嬉しかったです!」
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司「その辺の所、レッド役の東十条さん、どうですか?(笑)」
蓮「『オーディション受かったら結婚しよう』って嫁さんに言ってたんで、良かったんですが……」
レンサマーズルイー、パチパチパチパチ👏
ワタシトケッコンシテー アハハハハハハ
蓮「台本読んだら『オレ主役じゃないじゃん』って、監督に電話しちゃいましたよ!」
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蓮「そしたらゴールドはバネ太だって聞いて……、とにかく俺、バネ太と一緒にやりたかったから我慢しました(笑)」
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ピピピピー♪ピピピピー♪
司「……と、言う訳なんですが、ここで監督をお呼びしましょう! どーぞ!」
OP曲が流れて浮間舟渡監督が登壇した。
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司「それでは監督、一言お願いします」
監「『戦国戦隊武将ファイブ』監督の浮間舟渡です、本日はお越し頂きありがとうございました!」
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司「監督、赤羽さんのコンビニまで行かれたんですか?」
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監「そーですね、直接会って伝えたかったんですけど、コイツコンビニで……」
バ「あ〜っ! 監督っ!!」
ナニナニーッ? オシエテー!!
ピピピピー♪
監「(笑)直接会ってお前が主役だって伝えたかったんです」
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監「赤羽くんの『あの声』が戻ったって聞いて、オオタニゴールドは彼しか考えてませんでした」
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※※※
その後、天、とも、田畑兄弟の話が続いていき、そろそろ終わりの時間がやって来た。
監督、蓮の挨拶に続いて最後はバネ太の挨拶で締めくくる。
司「それでは最後は赤羽さんに締めて頂きましょう!」
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バ「本日はお越し頂きありがとうございました。そして全国のライブビューイングでご覧の皆様、楽しんで頂けましたか?」
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バ「俺、…………実は『この声』が出なくなって、……自暴自棄になって、もう声優辞めようと思ってたんです。 そんな時、俺の『この声』を一緒に取り戻すから声優辞めないでって言ってくれた人が居て…………、その人がこの『武将ファイブ』のオーディションを目標に頑張ろうって……」
少し涙ぐんで下を向くバネ太
ガンバッテー! バネ太ーッ!
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バ「その後色々あって『新しい声』が出る様になって、まだ声優としてやっていけるって思った時、……その人も俺と同じ様に辛い思いをしてる事が分かって、俺が出来る事はなんだろうって……」
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バ「そんな時『あの事件』があって偶然俺の声が戻ったんだけど、その時も巻き込んでしまって…………、その時決めたんだ、俺、今度はその人の事を全力で守っていきたいって!」
ザワザワ ザワザワ ナニナニ ナニソレ
バ「俺が一番辛い時に側に居てくれて本当にありがとう! 今度は俺が生涯お前を守るっ、麻里っ! 結婚しよう!!」
キャーーーッッ!!!
バネ太ッーーッッ!!
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ピピピピー♪ ピピピピー♪ ピピピピー♪
突然のプロポーズに館内騒然!!
ステージでは、蓮、天、ともちょに頭を叩かれクシャクシャにされていた。
第37話につづく♡
※※
さて、この私の欲望ダダ漏れ茶番劇も次がラストになります。うぅっっ、あっという間だったわ!
こんな好き勝手書かせて貰ってるのに、皆様本当に優しくして頂き、感謝しかありません。
そして『カク』のがすっかり楽しくなってしまった私の次回作は……、
『次、転校するまでウチと恋人ごっこせえへん?』〜転勤族のオトンのせいで友達のいない隣の席の美少女からの夢の提案〜
略して『ののののの』です♡
今週中には公開予定!
「G'sこえけん」に参戦するので是非お立ち寄りくださいませ!
あ〜ぁ、宣言したからにはちゃんとまとめないと……頭とつま先はバッチリ書けてるけど、お尻とおっぱいが膨らみ過ぎて←何言ってんの? とにかく真ん中のお話を変更するか縮めるかで20000字以内に抑えないとなのです!
♪読んで頂きありがとうございました♪
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