& (Sunday)
side
日曜日。休日。仕事無し。
am7:00。
目覚まし時計が雄叫びをあげた。
「んーーっ」
部屋中に鳴り響く電子目覚まし時計のアラーム停止ボタンをバシンと押して、働かない頭のまま上半身を起こす。
布団がぬくい。
頭もぽやぽやする。気を緩めるとうつらうつらと船を漕ぐ始末だ。
癖で平日と変わらない時間に目覚ましをかけてしまったけれど、今日はお休み。
二度寝をしても罰は当たらないと思う。
二度寝をして、さっきまで見てた夢を再び見るのだ。
どんな夢だったっかしら。とても気分の良い夢だった。確か、あの子が私の恋人という設定の夢。
私の好みと性癖に刺さりまくりの見た目に気弱で押しにも弱そうな内面。その全てで私を虜にした、私が勤務する学校の生徒。
あの日、保健室でいつの間にか眠っていた彼女。
思い出すだけで、下腹部がキュンキュンしてしまう。鏡を見なくても自分が今どんな表情をしているのかが分かってしまう。
恍惚とした、そんな顔に違いない。
本当に一目惚れだったのだ。好き好き。愛してる。そんな純情な言葉でも表現は出来るのだけど、どちらかと言えば私が彼女に抱く感情は。
染谷ちゃんを感じさせたい。
染谷ちゃんを私の指で気持ちよくさせたい。
染谷ちゃんを啼かせたい。喘がせたい。
あながち愛してるという表現は間違っていないのかも。
愛でたい、という気持ちは漢字が同じなのだから愛してるってことになるわよね??
「んっ///」
いつの間にか、本当に無意識に、私の手は私の秘部と胸をまさぐっていた。
目を閉じる。そして妄想にふけるのだ。
もうこうなっては止まれない。
この後は何も無いのだから、止まる必要も無い。
「ふっ、、んっ、、ぅ、///」
じゅんと濡れてきた下着の上から、指の腹で尚も擦り続ける。
次第に履いていたミントグリーンのショーツには大きなシミが広がっていた。
もっと刺激が欲しい。
そう思った時には最後。
私はショーツの中へと手を忍び込ませる。
中指の第一関節を器用に使って、自分を慰めるのだ。
妄想の中で、私に良いように洗脳されて常識改変された染谷ちゃんと''あんなこと''や''こんなこと''をする。
彼女に出会うまでは、私の好きな同人誌【洗脳シリーズ】で自慰行為に勤しんでいたけれど、その妄想の中で虐められる女の子は同人誌の架空のキャラクターから染谷ちゃんへと勝手に置き換えが完了されていた。
そして、、、
「〜〜〜っ!!!!!!!」
一際大きな快楽の波が私を襲った。
腰が浮いて、次第にはねる。
ガクガクと足が震えて、私はそのまま二度寝に落ちた。
意識を手放す直前、
そんなことを考えた。
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次回が&(Monday)で、イラストレーターの星草ムメイちゃんの自慰行為と決意の回です。
そしてその後から本編に戻ります。
よろしくです。
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