11話 学園へ そしてクラス分けの試験
教会に行ってそのあと宿屋で食事を済ませた。私が何するほど時間は経っていなかったらしい。
「今日はどうでしたかお嬢様」
「楽しかったわ、エレーヌ」
「よかったです。あと2日ほどで学園生活が始まります。明日あたりにはもう寮に入れますがどうしたしますか?」
「荷物はもうあっちにあるのかしら?」
「はい、届いている頃合いかと。」
そうか、ちょっと学園近くをたいな。
あぁ、そうだ、箒見てみたいな。
空を飛ぶのはやはり人類共通の夢だし
「ところでユリア様」
「何?エレーヌ」
「こちらの首飾りは?」
「シスターさんにもらったの。
祈りが丁寧だったって。」
「そうですか。見たところとても良いものに見えるので大切になさって下さい。」
そう言ってエレーヌは服を畳んでその上に
シスターさんにもらった首飾りを置いた
明日も楽しんなりそうだ。
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楽しい時間というのは過ぎるのが早いもので
街並みを楽しんだり、宿屋でゆっくり
読書やエレーヌとの会話したり、あと宿屋の人とも話したりして楽しかった。なんでもお父様が何度か通っていたらしい。
そんなこんなで数日程過ごしていたら学校の日になってしまった。
学校のものと思える寮、そして大きな門が見えてきた。
ほうほう、なかなか良い感じの見た目。
金銀ギラギラではなく普通に黒くて
でも装飾?はとても精巧だだ。なかなか頑丈そうだし。
およ?馬車が止まった
他の人が入っているし、私の他にも馬車で来た人が何人もいる。
ここから歩くようだ。
スコッツガルナ学園
なかなか、いや、かなり大きい。
本当に城のようなサイズをしている。
真ん中本丸の様な大きな建物、そこから
いくつの建物に分かれて行っている形だろうか
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中庭?や噴水を目の端に入れながら。
適当にお金持ちっぽい人たちについて行ったら大きめの部屋?集会場?の様な場所に着いた。
お金を持っていそうな、いかにも、という感じの人から、こざっぱりとしたシンプルな服を着た人。剣を持ってる人、おや、獣耳の子に
耳の尖ってる子もいる。
ああ、でもこの耳飾りのせいで私がエルフだと気づいてもらえないのか
そんなことを考えて待っていると一人の老人が入ってきた。いかにもな白い毛の多い老人。
なんとなく魔力が多い気がする人だな
カツン と杖を地面に叩きつけた
「皆のもの。これから人数確認を行います。
その際こちらの道具にて魔力の出力の測定試験も同時に行います。この学園に入った後いくつかの段階分けをするものの指標の一つとなるので適度に気を入れるように。」
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