第24話【都市伝説】山奥の廃神社
こんにちは。オカルトライターのMAYです。
突然ですが、皆さんは人口減少の影響って、気にしたことありますか?
私は母校で、ちょっとショックな話を聞きました。私がかつて所属していたクラブが今年をもって廃部になってしまったのです。新入生の減少でクラス数が減り、教師数が減らされたので、部活動の顧問に割く人数が確保できないそうです。
実はこれ、オカルトの世界と全く無関係な話ではないんですよ。今日はそんな山奥の廃神社のお話をお伝えします。
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この
――――神様はお
それは何故なのか。神社に祀られる神様とはいったい何者なのか。
【
【
宝具:鏡や剣、勾玉等
自然物:山、滝、岩、樹木等
これらは神が宿るもの、聖なるものと考えられ、人目につかない所に安置されたり、敬い崇め、聖域として荒らされないように管理する…
但し、自然物の山、川、海等については、災害を
【
古事記、日本書紀等の神話の神:天照大御神等
業績を残した偉人:名君、武将、陰陽師等
非業の死を遂げた人物:菅原道真、平将門等
私は、特に三番目の【非業の死を遂げた人物】に注目する。この世に強い憎しみや恨みを残して亡くなった人物は、その死に関係のある人々に不幸や死を
もう一つ、私はこの【負の神様】の代表に【土着神(ミシャグジ)】を紹介する。土着神とは、古来よりその土地に棲まう精霊のようなものとされる。
中には人を生贄とする【
かつて、西国地方の
この地域は古来より水害、特に土砂災害が多く発生する地域であった。土砂災害はしばしば水神…即ち
しかし、かつて、この朱鳥神社のあった地域一帯は過疎化による人口減少の一途を辿っている。信者も高齢化には勝てず、不便な山中の神社に参り、供える人はいなくなり、いつしか信仰は途絶えた。そして、十五年前の土砂災害で、朱鳥神社は流され、姿を消した。しかし、今も山中で朽ちた朱鳥神社の廃社を見かけたという噂は残る。
もし、見掛けても決して近づいてはいけない。
―――――廃れた神社には近寄るな。人の参らなくなった神社に魔が棲みつく。
誰にも祀られなくなった血を求める祟り神と、水害を鎮めるために人柱として捧げられた女達の霊魂。打ち捨てられ、忘れられ、憎しみや恨みに染まるということはないか。
―――――今、朽ちた廃社に棲まうのはそんな哀しい神々なのかもしれない。
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関係者によると、朱鳥神社は土に埋まっている可能性が高いそうです。
現在はご利益も全く期待出来ないので、絶対に探さないで下さいとのことです。
西国地方の山は土砂災害後に地形が変わって、突然思わぬ崖になっていたり、不安定な大岩や深い穴があったり、滑落しやすい所が多いんですよ。
あなたはそれでも朱鳥神社を見てみたいですか?
私はやめておくことをお勧めします。
幻の廃社と一緒に山に閉じ込められて、二度と戻れなくなってしまうかもしれませんよ。
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MAY
オカルト、悪魔信仰、猟奇事件、都市伝説を中心に、国内外で集めた不思議で怖い話を紹介しています。
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この記事を書いた人
MAY
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タグ
廃神社 / 怨霊/ 人身御供/ 朱鳥神社/ 人口減少
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